6.小物の線画・扇風機

次は扇風機を描きます。[新規レイヤー作成]をクリックし、扇風機を描くレイヤーを作成します。

[定規]メニュー→[特殊定規]→[ 同心円を作成 ]を選びます。

ハンドルを外側にドラッグして、 少しだけ楕円にします。この状態で ブラシを使って描くと 、描かれた線は必ずこの定規の円周に沿った形の 楕円になります。

しかし、扇風機は立体物なので、すべてのワイヤーが同じ平面にあるわけではありません。ここでまずは輪郭となる二つの円を描きます。そして定規の中心点を少しだけ前(左上)にずらします。一本目のワイヤーを描いたら、もうすこし定規をずらして二本目のワイヤーを描きます。これでワイヤーの部分が出来上がりました。

定規を削除して、中のファンと裏のワイヤーも描きます。ワイヤーがたくさんあるのでファンがすこし見づらいですね。

なので、[鉛筆]ツールの[ツールセット]から「2B」を選択して、影を軽く入れました。

人物 の線画レイヤーを表示にして、扇風機と人物の間の距離を参考にしながら扇風機の機体とケーブルを描きます。これで扇風機の線画の完です。

実はここまで、扇風機を描きやすいように画像を裏返しに、なおかつ少し回転させて表示し、作画しました。「左右反転」と「キャンバスの回転」については、『3.人物の線画』を参照してください。