12.彩色の準備
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今回のイラストは小物の量が結構多いですので、塗りはなるべくシンプルにしようと思います。まずは、その準備を行います。
[レイヤー]パレットで人物の線画のレイヤーと塗りのレイヤーフォルダを非表示にします。
[ツール]パレットから[マジックワンド]ツールを選択し、[ツールセット]から[レイヤー複数参照] を選んで「すべてのレイヤーを参照」がオンになっているのを確認します。
人物の塗りフォルダを作ったときと同じく、小物以外の背景の部分をクリックして選択します。
背景の広い面積の部分を選択範囲にしたら、[選択]メニュー→[クイックマスクを使用]を選択します。
すると、クイックマスクが作成され、選択範囲が赤く塗りつぶされたように見えます。
扇風機のワイヤーの間のように細かい部分は、クイックマスクで修正します。
選択範囲やクイックマスクの作成方法については、「8.レイヤーマスク」を参考にしてください。
選択範囲の修正が終わったら、[選択]メニュー→[クイックマスクを解除]を選択するとクイックマスクで赤くなった部分が全て選択されている状態となります。
小物の塗りフォルダを用意します。複雑になってきましたが、ここまでで下図のようなレイヤー構成になります。
新規レイヤー[base]を作成し、背景部分がマスクされたマスクフィルタレイヤーフォルダ[items-colour]に格納します。マスクフィルタレイヤーフォルダの作成方法については、「8.レイヤーマスク」を参考にしてください。
彩色用のレイヤーを整理するため、マスクフィルタレイヤーフォルダ[items-colour]の中に、レイヤーフォルダ[c]を作成し[base]を格納します。以降、おもにレイヤーフォルダ[c]の中で作業します。
[items-colour]の下に背景用のレイヤー[bg]を新規作成します。
背景用のレイヤー[bg]を適当な色に塗りつぶして、小物の彩色レイヤー[base]を白で塗りつぶします。
小物の配置を編集することはもうないと決めたら、小物の線画フォルダ[items]に格納している各々のレイヤーを選択し、重ねている部分の線を[消しゴム]ツールでそれぞれ消します。
そして、小物の線画レイヤーフォルダを選択して右クリックし、メニューから[選択中のレイヤーを結合]を選択し、すべての小物の線画レイヤーを統合します。
小物を彩色する準備ができました。ここで人物のレイヤーも表示して、レギンスの色を青に変更しました。
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