9.料理の質感(1)
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キャラクターが持っている料理の描き込み
前段階でスルーしていた、キャラクターが持っている料理を描きます。
描き方、使用ブラシ等はこれまでと同じです。
メイン料理との対比で、適度に手を抜きつつ描き込みます。
パイ
1.形取り
わたしこのパイ嫌いなのよね的なパイのイメージです。

2.ミミ部分を作る
下部よりちょっと焦げ気味です。

3.ふくらみの部分を作る
焦げ色のイメージで影を作ります。

4.網目模様を入れる
本当なら紐を組んでいる網目を作りたいところなのですが、手間がかかるので格子柄で。

5.照りを入れます
パイの表面の卵塗られてつやつやしてるアレですね。

6.付け合せを適度に

ここまでのレイヤー構成です。
網目模様や照りは、[下のレイヤーでクリッピング]を使用して描いています。
クリッピングレイヤーについては、『5.食卓の質感を描き込む』を参照してください。

サンドウィッチ
1.まずはパン
下から積んでいきます。見上げ視点ですので、上に置いたレイヤーが最初のパンです。
ここから下にいくレイヤー順に積み上げ分を描いていきます。

2.レタス

3.ハム
陰影を描き込んでから枚数を分けます。ここもクリッピングレイヤーを使用しています。

4.チーズも乗せましょう

5.最初と角度をちょっと変えてパン2枚目
これで1段完成です。

6.同じ手順で2段目
今度は野菜サンドです。トマトとレタスは、それぞれレイヤーを分けて描いています。

7.3段目乗せました
もっと積み上げたいところですが、これ以上は画面から見切れてしまうので、ここまでです。

8.ご一緒にポテトはいかがですか~?

サンドウィッチは、具をはみ出し気味にしておくと見栄えが良いです。
ここまでのレイヤー構成です。見上げた構図なので、上に積んでいるものほどレイヤー順は下になります。

料理の描写について
最後にピザです。
アップで見るとこのような感じなのですが、結構荒く描いているのに気付くと思います。

現実の物を描写しようとすると、とても複雑でどう写しとっていくか難しく感じてしまうのですが、発想の転換方法をちょっと説明します。
現実のケーキの写真です。(手作りですが、私が作ったのではありません!)
なんだか複雑な質感で、描くのはめんどくさそうです。

同じ写真を加工して単純化してみました。
かなり荒くなりましたが、十分にケーキに見えます。これなら模写ができそうな気がしませんか。

もっと写実的にしたい場合は、この段階を下地として質感を描き足していく訳です。
模写ではなく想定で描く場合はちょっと練習が必要ですが、コツが掴めれば簡単かな?と思います。
ここまでの状態です。

背景になるキャラが持つ料理は、描き込みすぎるよりこのくらいの状態で止めて良いのですが
現在のテーブル上の料理も同じくまだ荒い段階ですので、次は質感を書き足していきましょう。
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