2.キャンバス設定~シルエットデザインの決定
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[1]キャンバス設定
(1)まず、キャンバスの設定です。幅4000×高さ5000pixelの新規キャンバスを作成します。
[ファイル]メニュー→[新規作成]を選択します。
(2)[新規作成]ダイアログでキャンバスサイズを設定し、[OK]をクリックします。
[単位]:「px」
[幅]:4000px
[高さ]:5000px
[2]余白レイヤーの作成
さらに新規レイヤーを作成し、画面の上下左右に幅250pixelの余白を作ります。
余白がある方が、後のトリミング作業で融通が効くためです。
(1)[レイヤー]パレットから[新規ラスターレイヤー作成]ボタンをクリックし、新規ラスターレイヤーを作成します。
(2)作成されたレイヤーの[レイヤー名]をダブルクリックして、レイヤー名を「余白」と入力します。
(3)[Ctrl]キー+[A]キーを押し、キャンバス全体に選択範囲を作成します。
(4)[選択]メニューから[選択範囲の縮小]を選択し、ダイアログで縮小幅を250pxに設定します。このとき、[キャンバスの端でも縮小]を必ずオンにしておきます。
(5)キャンバスに作成されていた選択範囲が縮小されます。
(6)[選択]メニューから[選択範囲の反転]を選択し、選択範囲を反転します。
選択範囲が反転しました。
(7)[カラー]パレットから「黒」を選択します。
(8)[選択範囲ランチャー]の[塗りつぶし]をクリックして選択範囲内を塗りつぶします。
(9)[選択範囲ランチャー]の[選択を解除]をクリックすると、余白レイヤーの完成です。
余白を作ります。
これからイラストを描くのにあたって、「余白」レイヤーは通常は非表示にして描いていきます。ときどき表示し、必要に応じて余白部分を足したり消したりすることで、キャンバスサイズや描いた要素を消したり変更したりすることなく、レイアウトの確認や変更ができます。
余白の幅は自由ですが、あまり大きく取りすぎると完成画像が小さくなってしまいます。
この絵では余白を上下左右に幅250pixelずつとっているので、完成画像サイズは3500×4500pixelほどとなります。
[3]下書き
絵のガイドとなる下書きを作成します。
「余白」レイヤーの下のレイヤー名を「下書き」に変更します。
「下書き」レイヤーにラフを再度描いていきます。
位置が確認できれば良いのでラフよりも簡単に描いています。
[4]デザインの決定
ラフで決めた要素をアイレベル、パースを意識しながら描いていきます。
(1)新規レイヤー「サメ1」、「街」、「空」を作成し、それぞれのレイヤーにそれぞれの要素を描いていきます。
「サメ1」レイヤーは「余白」レイヤーのすぐ下に配置します。
(2)下書きレイヤーを一番下に配置し、[不透明度]を「30%」にします。
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