7.空と大気を意識したレイヤー調整

提供者 : セルシス    更新日 : 2015/06/25    作家 : アサバ
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空を描き進めます。
「背景」レイヤーフォルダに格納されている、「空」レイヤーの上に「雲」レイヤー、「街」レイヤーの上に「太陽光」レイヤーを作成します。
レイヤー構成は下図のようになります。

[ツール]パレットから[鉛筆]ツールを選択し、[ツールセット]パレットの「色鉛筆」を使って、質感を加えながら全体の雰囲気を探ります。

サメを非表示にして、資料などを見ながら「雲」レイヤーに雲を描き進めます。中央あたりの開いている部分は、サメを配置するスペースなので描き込みません。
「太陽光」レイヤーは、太陽光の光源である左上がやや明るくなるように描き、レイヤーの不透明度を69%にしています。

「サメ1」を背景に合うように調整します。
「サメ1」レイヤーの上に新規レイヤー「大気」を作成し、クリッピングを設定します。
「背景」レイヤーフォルダに格納されている「空」レイヤーの色を[スポイト]ツールで取り、その色で「大気」レイヤーの画面を[塗りつぶし]ツールを使って塗り潰します。レイヤーの合成モードは[通常]で、不透明度を10%にします。
レイヤー構造は下記のようになります。

それぞれのサメの色も「サメ1」と同様に、クリッピングを設定したレイヤーで大気と影の処理をし、背景の空に合うように調整しました。

遠くにいるサメを空の色に溶けるようにすることで、サメの巨大間と距離感を演出します。

作者プロフィール:アサバ  (サイトURL:http://www2.pf-x.net/~kakotomirai/

国内外問わずカバーアート、CDジャケット、カードゲーム等のイラストを描いています。
背景、キャラクターのデザイナーとしても活動中。

[カコトミライ]

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