提供者 : セルシス    更新日 : 2015/06/30   
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1.仕上げ

(1)小物を描き込み、女の子の服に柄のテクスチャを貼ります。
服の柄のテクスチャは[合成モード]を[通過]に設定したフォルダにまとめておきます。

イメージ

(2)服の青が思いきりはみ出していますが、気にせず[カラー]パレットから透明を取り、ぼかしてなじませてあります。

(3)効果テクスチャを表示し背景を塗り、全体の色味を見ながら影を塗り足します。
細かい修正などしたら、ほぼ完成です。

このあたりは好みの問題になってきますが、線画の時点からかなりディティールをはしょっています。
その部分は筆の勢いで塗ったそのままにしています。
透明水彩っぽい塗りは陰影よりも、色の濃淡やディティールの甘さで奥行を出した方が、らしく見えるのではないかと思います。

(4)最後に[レイヤー]パレットから[新規フィルタレイヤー作成]ボタンをクリックし、
[明るさ・コントラスト]フィルタレイヤーをかけ、調整して完成です。

レイヤー構成は非常に単純です。

トラの巻き応用
クリックすると拡大します。
 

線画:A4コピー用紙にBの鉛筆を使用
画像サイズ:A4、350dpi
レイヤー総数25枚

以上で透明水彩風チュートリアルは終わりです。
お付き合い頂き、誠にありがとうございました。少しでも参考になりましたら幸いです。

コメント
翠河 2014/04/01 19:37
勉強になります
豊後朔弥 2012/04/19 06:16
水彩のほんわかした塗り方を模索していたので、とても参考になりました。 主線を絵になじませる方法、色の重ね方やレイヤーの簡潔な分け方等基本的なことから細かな調整の仕方まで解りました。 丁寧な説明で初心者の私にも分かりやすく、「やってみよう!」と思えました。