5.仕上げ
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背景やエフェクトを追加してイラストを仕上げます。
1.背景
赤い空に白い月が浮かぶ背景を描きます。
(1)[ラスターレイヤー]を新規作成し、レイヤー名を「空」にします。 「キャラ」フォルダの下に移動させます。
(2)[塗りつぶし]ツールで「空」レイヤーを赤く塗りつぶします。
■画像の読み込み
赤く塗りつぶした[ラスターレイヤー]の上に、月の画像素材を読み込みます。
読み込みたい画像を、キャンバス上にドラッグ&ドロップします。
[処理選択]ダイアログで、[ラスター]を選択して[OK]をクリックします。
空レイヤーの上に月の画像素材が読み込まれます。
[編集]メニュー→[移動と変形]で、適宜大きさや角度を合わせます。 月の周囲の黒い部分は必要ありません。 [消しゴム]ツールで消すのは面倒なので、レイヤーの[合成モード]で処理します。
(1)まず月の周囲の黒い部分が完全な黒になるよう、[フィルタ]メニュー→[明るさ・コントラスト]フィルタでコントラストを上げます。
月の余計な色味を消すため、[フィルタ]メニュー→[色相・彩度・明度]フィルタで彩度を落とします。
(2)「月」のレイヤーの[合成モード]を[スクリーン]に設定します。 [合成モード]を[スクリーン]にすると、レイヤーの暗い部分が透けるようになります。
月の画像の黒い部分が見えなくなりました。 空がフラット過ぎるので、グラデーションをかけ、テクスチャを乗せます。
(1)背景レイヤーの上に[ラスターレイヤー]を新規作成し、レイヤー名を「グラデーション」にします。
[グラデーション]ツールを使用して、グラデーションを描画します。
(2)[グラデーション]ツールの「描画色→無色(線)」で、右下から左上へ暗い紫のグラデーションをかけます。
(3)テクスチャ画像を読み込み、キャンバスにサイズを合わせます。 合成モードを「オーバーレイ」で重ねます。
背景が出来上がりました。
2.エフェクト
夜にしては明る過ぎるので、暗い色を重ねて全体を少々暗くします。
(1)「キャラ」フォルダの上に[ラスターレイヤー]を新規作成し、レイヤー名を「グラデーション」にします。
(2)[グラデーション]ツールを使い、右下から左上にかけてキャンバス全体にグラデーションをかけます。
(3)色調補正系フィルタによる色の調整や、レイヤーの[合成モード]を変更するなどして、イメージに合うように調整します。
作例では最終的に、グラデーションの色を紺にし、レイヤーの不透明度を70%、[合成モード]を[ハードライト]にして重ねました。
このままだと少々あっさりしすぎているので、全体にぼかしをかけます。
(1)[レイヤー]パレットで、「下描き」と「ラフ」以外のすべてのレイヤーを選択します。
(2)[レイヤー]メニュー→[選択中のレイヤーを結合]を選択します。
(3)[レイヤーの結合]ダイアログが表示されます。レイヤー名を「統合画像_ぼかし」とし、[元のレイヤーを残す]をオンにして[OK]をクリックします。
(4)結合されたレイヤーが作成されます。
(5)[フィルタ]メニュー→[ぼかし]→[ガウスぼかし]を選択します。
(6)[ガウスぼかし]ダイアログでぼかし具合を調整し、[OK]をクリックします。
統合画像のレイヤーにぼかしがかかります。
(7)ぼかしをかけたレイヤーの不透明度や[合成モード]を調整して合成します。 作例では不透明度を60%、[合成モード]を[ハードライト]にしています。
完成画像
以上で完成です。
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