9.仕上げ
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色の調整などをして仕上げます。
1.人物にフチを付ける
(1)[レイヤー]パレットで「キャラ」フォルダを[Ctrl]+クリックして、人物の部分だけの選択範囲を作成します。
※[レイヤー]パレットでレイヤーを[Ctrl]+クリックで選択すると、レイヤーの描画部分が選択範囲になります。
(2)「キャラ」フォルダの下に[ラスターレイヤー]を新規作成し、選択範囲を水色で塗りつぶします。
(3)[フィルタ]メニュー→[ぼかし]→[ガウスぼかし]を選択し、[ぼかす範囲:40]でぼかします。
人物に淡いフチが付きました。
2.日差しを描き込む
(1)「キャラ」フォルダの上に[ラスターレイヤー]を新規作成し、レイヤー名を「日差し」に変更します。キャンバス右上に、白い日差しを[硬さ]を下げた[エアブラシ]ツールで丸く描き込みます。
(2)[定規]メニュー→[パース定規]→[1点透視を作成]を選択し、「日差し」レイヤーにパース定規を作成します。
(3)日差しの差し込む方向に合わせ、[パス編集]ツールで消失点の位置を調整します。
(4)[定規]メニュー→[スナップ]と、[定規]メニュー→[スナップ先を設定]→[パース]にチェックが入っていることを確認し、消失点にスナップさせて日差しを描画します。
※放射線定規でも同じことが可能ですが、パース定規には補助線があるため、作例の様に画面外に消失点が来る場合は位置の調節がしやすくなります。
(5)作例では[エアブラシ]ツールの[ツールオプション]を上図の設定で描画しました。[抜き]の設定を使う事で強い日差しを表現します。
(6)「日差し」レイヤーを複製し、複製したレイヤーのレイヤー名を「日差し_オーバーレイ」に変更します。
レイヤーの合成モードを[オーバーレイ]に変更します。
(7)「日差し_オーバーレイ」レイヤーを[透明部分をロック]し、全体を水色で塗りつぶします。
(8)「キャラ」フォルダの上にラスターレイヤーを新規作成し、[不透明度]を40%、合成モードを[ハードライト]に設定します。レイヤー名を「ハードライト」に変更します。
(9)「ハードライト」レイヤーに、[エアブラシ]ツールで、人物や近景などの日差しのあたっている部分に薄い黄色を描き足します。
(10)最後に、ガウスぼかしをかけた画像を重ねて仕上げます。
[レイヤー]メニュー→[表示レイヤーのコピーを結合]で、すべてのレイヤーを一枚のレイヤーに結合したレイヤーを作成します。
作成されたレイヤーを[レイヤー]パレットの一番上に重ね、[フィルタ]→[ガウスぼかし]をかけます。
合成モードを[ハードライト]に変更し、[不透明度]を40%程度にして重ねます。
完成画像
以上で完成です。
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