3.下描き
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キャラクター3Dモデルを参考にしながら、イラストのイメージを固めるためにおおまかなラフを描き、それを元に下描きを描きます。
キャラクター3Dモデルを参照する際は、3Dプレビューレイヤーの色を変更したり不透明度を下げておくと、下描きの線が見やすくなり、作業がしやすくなります。
テクスチャの柄や色などの影響でモデルの形が見えづらいときは、テクスチャを非表示にして輪郭線のみの表示に変更します。
1.3Dプレビューレイヤーの色を変更する
[3Dワークスペースプロパティ]パレットの[3Dプレビューレイヤーの色]の横にあるカラーボックスをクリックします。
[色の設定]ダイアログが表示されるので、任意の色を選択します。
ここでは薄い青を選びました。
薄い色で表示させると、下描きの線が見やすくなります。
2.テクスチャを表示・非表示する
[3Dワークスペースプロパティ]パレットで、キャラクター3Dモデルを選択します。
テクスチャのチェックボックスで、表示・非表示を切り替えます。
テクスチャをオフ、輪郭線をオンの設定にしておくと、輪郭線だけが表示されるのでモデルの形状を確認しやすくなります。
3.下描き
ラフや下描きを描く際には、主に[鉛筆]ツールを使用します。
ラフを描く際には、細かい描写にこだわらずに勢いよくのびのびと描くために太めのサイズの[鉛筆]ツール、下描きを描く際には、それよりも細めの[鉛筆]ツールなどを使用します。
作例では、ラフを描く際に[鉛筆]ツールの「中芯」、下描きを描く際には「シャーペン」を使用しました。
ラフ、下描きをそれぞれ別のレイヤーに描いておくと、下描きを非表示にして元のラフを確認したり、反対にラフを非表示にして下描きの線だけを表示したりできます。
また、キャラクターと背景でもレイヤーを分けておくと、修正が必要になったときに作業しやすくなります。
必要に応じて、キャラクターの中でも「顔」や「髪」など、重なり合う箇所はレイヤーを分けておきます。
作例では、キャラクターの体のラインと服、背景を別々のレイヤーに描きました。
下描き作業が終わった段階です。
背景には円柱やグリッドを書き足しますが、細かい下描きは必要なかったのでラフのままの状態です。
下描きが終わったら、「ラフ」レイヤーは非表示にします。
ラフと下描き用のレイヤーはひとつのフォルダにまとめ、フォルダには「下描き」と名前をつけておきます。
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