4.モーション機能

提供者 : セルシス    更新日 : 2015/06/30    作家 : ブンサダカ
閲覧数 : 1940回 総合評価 : 0件

コミスタとイラスタには[モーション]という素晴らしい機能があります。パーツごとに回転や移動の中間のポーズまで作成してしまう便利な機能なのです。簡易的なアニメーション機能といってもいいでしょう。

棒人形のモーション作成手順

①[1]項目で保存した「棒人形基本」を[ファイル]→[開く]で開きます。

 

②[レイヤー]パレットの以下のアイコンをダブルクリックし、[3Dワークスペースプロパティ]を表示します。

 

③[ツール]パレットの[3D選択]ツールを選択します。

 

④[3Dワークスペースプロパティ]の[右腕1.lwo]をクリックし、[右腕1.lwo]を選択します。

 

⑤[3Dワークスペースプロパティ]の[モーション設定]に注目してください。 アイコンは撮影ボタンです。まずは基本姿勢の撮影をするためにボタンを押します。

 

⑥次にスライダを中程まで移動させます。このスライダは時間軸をあらわします。ちょうどパソコンのビデオプレイヤーのタイムスライダーのような感覚です。

 

⑦[3Dマニピュレータ]の青リングを回転させて、右腕をあげます。

 

⑧再び[モーション設定]のボタンを押します。

 

スライダの上部に薄い撮影済みマークが表示される事を確認してください。この撮影積みの印を[モーションキー]と呼びます。

 

⑨基本的にはこれだけで、モーションが作成されます。[モーション設定]のスライダを左右に動かして、右腕がアニメーションする様子を確認してください。

 

⑩他のパーツもモーションキーを追加して、アニメーションさせる事ができます。[モーションキー]はあくまで、それぞれのオブジェクトで独立しているので、[右腕2]を選択している状態で[モーション設定]のスライダを移動させても、動くのは[右腕2.lwo]のみで[右腕1.lwo]は動きません。

それぞれのパーツに[モーションキー]を追加して無限に組み合わせる事でさまざまなポーズ表現が可能なのです。

 

⑪いらない[モーションキー]を削除するには、スライダを[モーションキー]の位置まで移動します。

 

ゴミ箱の形のボタンを押せば、[モーションキー]は削除されます。

作者プロフィール:ブンサダカ

幼少期をロサンゼルスで7年ほど過ごした事から、若い時期はウォルトディズニーカ ンパニーで絵を学ぶ。帰国後、CD-Iのグラフィック業務を通じて、川上陽介氏(セルシス創業者)と出会う。業務としては映像ディレクションからプログラミング、CG製作、実写合成まで行う。 数多くの著名なTVCM,音楽プロモーションビデオ,映画に3Dアーティストとして参加している。テクニカルライターやイラストレータとしてもCG関係雑誌に記事や連載の執筆を20年近く持ち続けている。また東放学園映画専門学校デジタルアニメーション科の講師もつとめる。現在某大型アニメ映画のスタッフとして活動中。

コメント
コメントはありません