5.ポーズ読み込み機能

提供者 : セルシス    更新日 : 2015/06/30    作家 : ブンサダカ
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3Dファイルの中にはあらかじめ複数のポーズが設定されたものがあります。コミスタには、綺麗なポーズ人形がいくつも付属していますが、この中にはテニスやサッカーなどのスポーツをはじめとした数多くのポーズが設定されたファイルもあります。

これら、ポーズ設定済み3Dファイルを読み込んでみましょう。

今回使用した棒人間に少し改造をほどこした棒人間”改”の登場です。棒人間”改”には例の”orz”ポーズへのアニメーションが設定されています。

モーションの読み込み手順

①新規にページを作成し、[ファイル]→[読み込み]→[3Dファイル]を選択します。

 

②[第4回用3D素材]フォルダの中の[棒人間_改]フォルダから、[棒人間_改.lws]を選択します。右側のプレビューに横向きの[棒人間_改]が表示されます。まだ開かないでください。

 

③右側のプレビューに注目してください。プレビューの下部分に“ポーズ1/6 親子関係あり”と表示されています。ポーズがひとつしか設定されていないファイルは”ポーズ1/1”と表示されます。つまり”ポーズ1/6”とはこのファイルは6個のポーズが表示されていて、このプレビューは6個のポーズのうちのひとつ目ですよ、という意味です。

 

④さらに下には、前項で見たモーション設定のスライダーと同じものが表示されています。6個の[モーションキー]の印と同じものも表示されていますね。

 

⑤スライダーを右にひとつ進めてみましょう。そうするとポーズが変化します。プレビュー下部の文字情報は”ポーズ2/6 親子関係あり”に変わり、これが二つ目のポーズである事を示します。

 

⑥3個目から6個目までのポーズも同様に確認できます。

 

⑦6個目のポーズで[開く]を押してみましょう。

 

⑧開いたら今回はじめにやったように[3Dワークスペースプロパティ]の [自動調整]ボタンを押します。

 

⑨6個目のポーズを取り出せた事が確認できます。

 

⑩今まで学習した事を活用して、位置やカメラや色をととのえます。

 

実際はこの[棒人間_改]はキャラクターの下絵として、使用する目的のためのデータです。3Dデータを下絵として使うテクニックや綺麗にする方法は次回お送りいたします。

作者プロフィール:ブンサダカ

幼少期をロサンゼルスで7年ほど過ごした事から、若い時期はウォルトディズニーカ ンパニーで絵を学ぶ。帰国後、CD-Iのグラフィック業務を通じて、川上陽介氏(セルシス創業者)と出会う。業務としては映像ディレクションからプログラミング、CG製作、実写合成まで行う。 数多くの著名なTVCM,音楽プロモーションビデオ,映画に3Dアーティストとして参加している。テクニカルライターやイラストレータとしてもCG関係雑誌に記事や連載の執筆を20年近く持ち続けている。また東放学園映画専門学校デジタルアニメーション科の講師もつとめる。現在某大型アニメ映画のスタッフとして活動中。

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