提供者 : セルシス    更新日 : 2018/11/12    作家 : ねぐら☆なお
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使用したバージョン:CLIP STUDIO PAINT Ver.1.4.2

ComicStudioからCLIP STUDIO PAINTへの移行に戸惑っている人から[トーン]の使い勝手が違うからというお話を時々伺います。
そこで[トーン]の概念・機能・使い方を比較してみて下さい。そこから移行のヒントが得られるかもしれません。

[1]トーンを貼る手順の比較
[2]トーンの描き足しと消しの比較
[3]トーンレイヤーの比較
[4]トーンの様々なプロパティの比較
[5]トーンの効率的な検索
[6]移行へのヒント

[1]トーンを貼る手順の比較

トーンを貼る手順は多くの共通点がありますが、機能や手順に少し違いがありますので、その点に注意しましょう。

◆素材パレットからの貼り付け方

・素材パレットからドラッグ&ドロップ

●ComicStudio・CLIP STUDIO PAINT共通
基本的な手順は全く同じです。選択範囲を作成していれば、その範囲内に貼られます。


・[素材]パレットの[素材の貼り付け]アイコン

●ComicStudio・CLIP STUDIO PAINT共通
選択範囲を作成していれば、その範囲内に貼られます。


◆[簡易トーン設定からの張り方]

・選択範囲ランチャ

●ComicStudio・CLIP STUDIO PAINT共通
選択範囲を作成し、選択範囲ランチャから[簡易トーン設定]を呼び出します。
 ComicStudio…[新規トーン作成]→[簡易トーン設定] 
 CLIP STUDIO PAINT…[新規トーン]→[簡易トーン設定]


◆新規レイヤー作成

●ComicStudio
レイヤーパレットの[カテゴリ]欄をクリックして、[トーンレイヤー]から[簡易トーン設定]を呼び出すことができます。



●CLIP STUDIO PAINT
メニューから[レイヤー]→[新規レイヤー]→[トーン]を選ぶと、 [簡易トーン設定]が呼び出されます。
[簡易トーン設定]でトーン設定を行いOKボタンを押すことで、トーンレイヤーが作成されます。



◆[グラデーション]ツールを使用

●ComicStudio・CLIP STUDIO PAINT共通
 ComicStudio…[編集中のレイヤーに描画]をOFFにします。
 CLIP STUDIO PAINT…[描画対象:グラデーションレイヤーを作成]にします。

[グラデーション]ツールを使うときは、この選択の切り替えによって、直接そのレイヤーにグラデーションを描画するモードと、[グラデーション]トーンを作るモードを切り替えられます。
後からグラデーションの濃度やカーブや向きなどを編集したい場合は、[グラデーション]トーンを作るモードで行いましょう。

◆トーン色を使用

ComicStudioのトーン色で描く機能については、同等の機能がCLIP STUDIO PAINTには無いため省略します。

[2]トーンの描き足しと消しの比較

ComicStudioとCLIP STUDIO PAINTでは、操作面で異なるところがありますが、ポイントを抑えれば同等の感覚で行えます。

[トーン]の描き足しと消しの手順
トーンの表示部分・非表示部分の編集方法について、ComicStudioとCLIP STUDIO PAINTを比較してみましょう。(どちらもトーン領域表示がONになっている状態です。)

●ComicStudio
[レイヤー]→[トーン表示設定]→[トーン貼り付け領域を表示]または、[レイヤープロパティ]の[トーン領域]のチェックON。

●CLIP STUDIO PAINT
[表示]→[トーン領域表示]→[選択中の/すべてのトーン領域を表示]で、ONにできます。


●ComicStudio
トーンレイヤー上で、描画系のツールを使います。
 表示…[描画色:黒]で描画
 非表示…[描画色:透明]で描画か、[消しゴム]


または、こちらの手順でも非表示にできます。
 [編集]→[クリア]または選択範囲ランチャの[クリア]
 [選択範囲作成]→[編集]→[切り取り]


●CLIP STUDIO PAINT
レイヤーマスクを選択して描画系のツールを使います。
 表示…[描画色]で描画(メインカラー・サブカラーどちらでもOK)
 非表示…[透明色]で描画か、[消しゴム]


または、こちらの手順でも非表示にできます。
 [編集]→[消去]/選択範囲ランチャの[消去]
 [選択範囲作成]→[編集]→[切り取り]

●CLIP STUDIO PAINTのレイヤーマスク
レイヤーマスクは、他のレイヤーやフォルダーでも共通の機能ですので、覚えてしまえば通常のレイヤーのマスキング作業の使い方も覚えられます。

レイヤーマスクのサムネイル
 [黒]部分・・・[マスキングされて隠れる領域]
 [白]部分・・・[マスキングされずに見える領域]


[レイヤー]→[レイヤーマスク]→[マスク範囲を表示]をONにすると[隠れる領域]=[黒]の部分に色がついた状態で表示されます。
(上の図はマスク範囲は表示していません。)

[レイヤーマスク]を編集するときはサムネイルをクリックして選択しましょう。サムネイルに二重枠が付いていれば編集できます。

ComicStudioと同じ様に、[描画色]で見える部分が増えて、[透明色]で隠れる部分が増えると覚えましょう。

POINT
  • ComicStudioはモノクロ原稿作成に特化しているため、描画色は[黒・白・透明・(トーン)]になっています。
    トーンレイヤーの編集時は、[描画色:黒]と[描画色:透明]で操作するようになっています。
  • CLIP STUDIO PAINTはフルカラー対応のため、描画色は[メインカラー・サブカラー・透明]になっています。
    マスキングレイヤー操作時には、[描画色][透明色]で操作します。
    その時の[描画色]はメインカラー・サブカラーどちらを選択しても何色でもOKです。ComicStudioでの[黒]を選択している状態と同等となります。

[3]トーンレイヤーの比較

ComicStudioでの[トーンレイヤー]と、CLIP STUDIO PAINTでの[トーンレイヤー]を比較して、同じ点・異なる点を見てみましょう。

1.ComicStudioでの[トーン]

大きく分類すると、以下の5種類のトーンがあります。トーンの種類は、トーンプロパティで確認できました。
 1.[通常]トーン
 2.[グラデーション]トーン 
 3.[背景]トーン
 4.[パターン]トーン
 5.[グレー]レイヤーのトーン化

2.CLIP STUDIO PAINTでの[トーン]

CLIP STUDIO PAINTでは、トーンレイヤは、べた塗りレイヤーのトーン化に置き換わりました。
また、素材パレットの単色パターンの中に、基本となる網トーンが、多数用意されています。
レイヤのトーン化を行うことにより、カラーパターンの中の素材をトーンとして使用することも可能です。


CLIP STUDIO PAINTでは、グレーやカラーの画像のあるレイヤーを、自在に[トーン]化することが可能です。
[レイヤープロパティ]の[効果]→[トーン]アイコンをクリックすると、あっという間に[トーン]になります。


POINT
CLIP STUDIO PAINTで[トーン]化できないレイヤーは、[コマ枠フォルダー][色調補正レイヤー][選択範囲のストック][クイックマスク]です。

3.[素材]パレット内の素材の[トーン]化

CLIP STUDIO PAINTは[素材の詳細情報]に[トーン]化にあらかじめチェックを入れておくと、キャンバスの基本表現色にかかわらず、[トーン]化された状態で貼られます。



例えば、基本表現色が[カラー]のキャンバスに、同じ[カラーパターン]を[トーン]化をONとOFFを切り替えて貼ってみると、図のようにONの方はモノクロのトーンとして貼られます。



ちなみに、基本表現色が[モノクロ]になっている場合は、[トーン]化にチェックが入っていなくても、貼り付けた段階で自動的にキャンバスの設定した[基本線数]で[トーン]化されます。

POINT
CLIP STUDIO PAINTでは[通常のレイヤー][通常のフォルダー]をはじめ、[べた塗りレイヤー][グラデーションレイヤー][画像素材レイヤー]などのレイヤーを、トーンとして利用する事ができます。

●通常の[レイヤー]をトーン化する方法
表現色[モノクロ]のレイヤーに黒で描いた線やベタを、レイヤーの不透明度を変更して[効果:トーン]をONにするだけで、簡単にトーン化することができます。



●[べた塗り]レイヤーをトーン化する方法
簡易トーン設定で作られたトーンは、[べた塗り]レイヤーをトーン化したものですが、カラーやグレーに設定された[べた塗り]レイヤーを後から好きな濃度のトーンにすることも可能です。



●[グラデーション]レイヤーをトーン化する方法
[グラデーション]ツールで[描画対象:グラデーションレイヤーを作成]で作った[グラデーションレイヤー]も簡単に好きな網の設定のトーンにすることができます。



●[画像素材]レイヤーをトーン化する方法
貼り付けた[画像素材]も、[効果:トーン」をONにするだけでトーン化することができます。
色を持つ[画像素材]の場合、下のレイヤーの線を隠してしまう場合は、レイヤープロパティの濃度を[画像の色を使用]から[画像の輝度を使用]に変更する必要があります。
[階調化]を使って、好きな濃度の階調を持つトーンに変更することもできます。


レイヤーの種類別の詳細については以下もご参照ください。

4.[トーン]の概念の共通点

ComicStudioもCLIP STUDIO PAINTも同様に、元のデータ画像(カラー・グレー・モノクロ)を[減色]→[トーン]化しています。
ComicStudioの[パターン]トーンは、CLIP STUDIO PAINTでは分類上[画像素材レイヤー]に含まれるので、より自在性が高くなっています。
ComicStudioの[ラスターレイヤー(グレー8bit)]をレイヤープロパティで[減色手法:トーン化]したものは、CLIP STUDIO PAINTではレイヤープロパティの効果[トーン]アイコンをオンにしたものと同様です。
さらに様々なレイヤーもトーン化できるようになり、自在性が高くなっています。

[4]トーンの様々なプロパティの比較

1.ComicStudioとCLIP STUDIO PAINTの[レイヤープロパティ]

ComicStudioの[レイヤープロパティ]を基準に、CLIP STUDIO PAINTではどこにその機能があるのかを並べて比較してみました。
一見複雑に見えますが、操作手順の関係がわかると、案外シンプルになっている事に気づきます。


2.CLIP STUDIO PAINTの[レイヤープロパティ]と[ツールプロパティ]の関係

ComicStudioでは、[レイヤープロパティ]で、トーンの元画像の表示倍率や表示角度、グラデーションの濃度カーブなど、2階調化の設定に依存しない部分の編集もできました。
CLIP STUDIO PAINTでは、[トーン]化していない時でも元の[画像素材]の編集ができるように、その部分が切り離されています。
その切り離された部分は、[操作]ツールグループの中のオブジェクトツールの[ツールプロパティ]にあります。
[ツール]パレットから[操作]ツールを選ぶと、ワンステップ増えて切り替えが面倒になったように見えますが、[ツール]パレットを経由せずに素早く[操作]ツールに切り替える方法が、次の3.の様にちゃんと用意されています。

3.[トーン]化設定からレイヤーの編集への切り替え手順

①編集したい[トーン]化したレイヤーを選択します。
②[レイヤープロパティ]の下部の[ツールナビゲーション]から[操作]ツールを選択します。
③[ツールプロパティ]が[○○編集中]に変わるので編集します。
④[リサイズハンドル]で拡大縮小できます。
⑤[リサイズハンドル]で角度を変えるのも簡単です。



POINT
リサイズハンドルの中心が、トーンの領域から大きく外れた場所に表示されることがありますが、貼付け時の動作による表示場所の法則があります。
リサイズハンドルの中心が表示される場所は、ドラッグ&ドロップの場合はドロップした場所になります。
[素材パレット]から[素材の貼り付け]を使った場合、[画像素材]の中心はキャンバスの中心の位置に設定され、また[グラデーション]の場合その中心はキャンバスの左上端に設定されます。

■CLIP STUDIO PAINT独自の[レイヤープロパティ]項目

[レイヤープロパティ]の[トーン]化に関わる部分で、特に重要な個所を確認してみましょう。

●トーンで線画が隠れてしまう時の注意点
基本表現色が[モノクロ]のキャンバスに[カラーパターン]を貼り付けると、[トーン]化のチェックをしていなくても自動的に[トーン]化されますが、トーンを貼り付けた時に下のレイヤーの線が隠れてしまうことがあります。
原因は[濃度]が[画像の色を使用]になっているからです。
画像の明度が明るい部分を不透明な[白色]としているので、下のレイヤーの線が透過せずに隠れてしまうのです。
下のレイヤーの線画を活かしたい場合は、[レイヤープロパティ]の[濃度]を[画像の輝度を使用]に変更しましょう。



●[画像素材]のタイリング設定
図のように、パターンが単体で表示されてしまう場合は、タイリングの設定がされていません。
タイリングしたい場合は、[操作]ツール[ツールプロパティ]→[タイリング]をONにして設定します。



●CLIP STUDIO PAINT独自の[べた塗り]レイヤーの濃度の設定方法
ここでは[べた塗り]レイヤーを使用して説明します。(他のレイヤーでも可能です)
CLIP STUDIO PAINTの[通常]トーンは、単一色の[べた塗り]レイヤーを[トーン]化したもので、ComicStudioの[通常]トーンと対応しています。
ComicStudioではシンプルに[トーンの濃度]だけでした。
CLIP STUDIO PAINTではカラーも扱えるので、発表媒体に合わせて自在に表現色を変えられるようにしています。
POINT
OSによって色の設定方法が違います。
・Windows…グレースケールを%で指定しづらいので、黒100%を選びます。
・MacOSX…グレースケールつまみを使えば、指定の濃度のグレーが選べます。

①[べた塗り]レイヤーを作成します。
  [レイヤー]→[新規レイヤー]→[べた塗り]を選びます。
②色の選択をします。


選んだ色によって、トーンとして使用するにはいくつかの方法があります。

1.塗りつぶし[黒:100%]で[指定の濃度を使用]を使う場合
①レイヤーを作成します。
②色の選択をします。
③塗りつぶし[黒:100%]・レイヤーの不透明度[100%]のままにします。
④[トーン]化して濃度を[指定の濃度を使用]・スライダを30%にします。


2.塗りつぶし[黒:100%]で[レイヤーの不透明度]を使う場合
①レイヤーを作成します。
②色の選択をします。
③塗りつぶし[黒:100%]のまま、レイヤーの不透明度を[30%]にします。
④[トーン]化して、濃度を[画像の輝度を使用]か[画像の色を使用]にして、[レイヤーの不透明度を反映]のチェックをONにします。

3.塗りつぶし[黒:30%]の場合
①レイヤーを作成します。
②色の選択をします。
③塗りつぶし[黒:30%]・レイヤーの不透明度は[100%]のままにします。
④[トーン]化して、濃度を[画像の色を使用]にします。

POINT
不透明度を落として[レイヤーの不透明度を反映]のチェックをONにする方法は、通常のレイヤーを[トーン]化したいときに便利です。
①[フォルダー]の不透明度は100%のままです。
  [塗りつぶし][グラデーション]を貼っていますが[トーン]化はしていません。

②[フォルダー]100%のまま[トーン]化してみました。
  [塗りつぶし][グラデーション]がまとめて同じ設定で[トーン]化されました。

③[フォルダー]の不透明度を落として[トーン]化してみましたが…
  元画像が黒100%の部分は[トーン]化されず[フォルダー]の不透明度でグレーになっただけです。

④そこで[レイヤーの不透明度を反映]のチェックをONにしてみました!


黒100%の部分の不透明度も反映されて、主線も[トーン]化されました!

[5]トーンの効率的な検索

CLIP STUDIO PAINT Ver.1.5.1の段階で、CLIP STUDIO PAINTにはない機能があります。
・[お気に入り]
・[履歴]
・[アイコンの整列]
・[書き出し]

そこで今の機能を使って、効率的な検索方法を使ってみましょう。

■CLIP STUDIO PAINTの[素材]の[検索用タグ]の拡張

CLIP STUDIO PAINTの[素材]には、複数の[検索用タグ]をつけることができます。
[ツリー表示]で[すべての素材]を選ぶと、[タグリスト]に使われているすべての[タグ]が表示されます。


一つの素材に複数の[タグ]をつけられるので、よく使う素材に[常用]とか[お気に入り]などの[タグ]を追加しておけば、絞り込んで目的の素材を見つけ易くなります。

●新しい[タグ]を付ける方法
キャラクターの制服で使う複数の[トーン]に、[制服用A]という[タグ]を付けてみます。

①[素材のプロパティ]を表示して、新しい[タグ][制服用A]を付けます。


ここでは[単色パターン]以下に[タグ]を登録します。


②他の素材にも[制服用A]を付けます。
[通常]の素材(ここではノイズ)にも付けられます。
たくさん[タグ]を付けても素材そのものが変わるわけではないので、作品単位やキャラクター単位で付けて行くのもアリだと思います。


③[タグリスト]から[制服用A]ボタンをクリックすると、[タグ]が付いた素材のみ表示されます。
[制服用A]の[タグ]を登録したのは[単色パターン]以下なので、[単色パターン]を選択すると候補の[タグ]が絞られて表示されるので探しやすくなります。
[検索]に[タグ]の文字列の一部を入れても絞り込みしやすいですよ!


POINT
[タグ]をたくさん付けていると、不要になった[タグ]や間違ってつけた[タグ]が残ってしまうことがあります。
使わなくなった[タグ]を削除するには、どの素材もその[タグ]を使っていない状態にする事です。
[タグリスト]で素材を絞り込んで、消したい[タグ]を1つずつ選択、[素材のプロパティ]を開いてその[タグ]だけ外します。
すべて外すと[タグリスト]からその[タグ]が消えます。

●素材の分類・並べ替え
CLIP STUDIO PAINTの素材の整列方法は、[登録順]と[フォルダータグ]の二種類です。
この[フォルダータグ]を選択すると素材の名前順に並べ替えられるので、[フォルダー]による分類と[フォルダータグ]によるソートで整理してみましょう。

①[ツリー表示]に新しい分類フォルダーを作ります。
好きなフォルダーを選び、[フォルダータグ]→[新規作成]を選び好きなフォルダー名を入れます。

②新規フォルダーに分類したい素材を、ドラッグして移動させます。
違う[ツリー]分類の素材を移動させてしまうと、[ツリー表示]による絞込に失敗するので注意しましょう。
親の[ツリー]選んでおおまかに絞り込み、[タグリスト]を使ってさらに絞り込みましょう。


③移動させた[素材]のプロパティを開き、[素材名]を並べ替え用の名前に変更します。
先頭部分に数字を入れると比較的ミスが少ないと思います。
例えば[60線5%]→[60-05-○○]・[60線10%]→[60-10-○○]のような付け方をすると濃度順に並べることができます。


④[整列方法]→[フォルダータグ]を選択すると、素材名順に並べ替え完了です。


POINT
素材ウインドウ内の[フォルダー]を削除するときは、中の素材も削除されてしまいますので注意しましょう。
[タグ]で絞込していると一部の素材しか表示されないので、その状態で削除すると他の素材も削除されてしまいます。
念の為に[フォルダー内の素材をすべて表示]を押して、すべて表示させて確認しましょう。



[6]移行へのヒント

CLIP STUDIO PAINTは将来に渡り、多様な媒体に合わせたマンガ原稿が描けるような多様性のあるツールを目指して作られているため、手順と情報量が増加しており、戸惑う方もいらっしゃると思います。
しかし、CLIP STUDIO PAINT のトーンの仕組みを観察していくと、ComicStudioと同じような感覚で使える仕組みになっている事に気づきます。
ちょっとした気づきにより「ブレイクスルー」するはずですので、自分なりの方法を見つけてみてください。

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作者プロフィール:ねぐら☆なお  (サイトURL:http://nnaosaloon.com

1984年、大学在学中に白夜書房他に持ち込みデビュー。 以降約30年に渡り複数の出版社でマンガ執筆。 1990年頃から本格的にCGに取り組み、現在は漫画系・美術系の複数の専門学校でデジタル関係の講義を担当している。

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