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ポーズを付ける -3Dデッサン人形2-

提供者 : セルシス    更新日 : 2016/12/01   
閲覧数 : 113061回 総合評価 : 23件

使用したバージョン:CLIP STUDIO PAINT Ver.1.6.0

[1]ポーズ素材を貼り付ける
[2]パーツを動かす
[3]便利な機能
[4]ポーズをつけるコツ

前回に引き続き、スケッチをもとに3Dデッサン人形を使って下絵を作る方法を解説します。

※前回の講座(3Dデッサン人形の基礎 -3Dデッサン人形1-)を読んでいない方は、そちらを先に読んでください。


3Dデッサン人形にポーズをつけていきます。

スケッチのイメージに沿うポーズにしていきますが、スケッチに合わせることに囚われすぎずに、ポーズをつけながらイメージを明確にしていくような気持ちで操作しましょう。

[1]ポーズ素材を貼り付ける

パーツを一つ一つ動かす前に、ラフのイメージに近いポーズ素材がないか探します。全体を近いポーズに近づけておくことで、作業時間を短縮できます。

ポーズ素材を3Dデッサン人形にドラッグ&ドロップすることで、随時ポーズを変更できます。

今回は、[素材]パレット→[3D]→[ポーズ]→[全身]→「右に手を振る」を使用しました。


POINT

[素材]パレットの[検索ボックス]や[タグリスト]で、キーワードを指定して素材をさがすことができます。

  

[2]パーツを動かす

一つ一つのパーツを動かしてポーズを調整します。直接パーツを動かす方法には三通りあります。

・アニメーションコントローラで動かす

デッサン人形をクリックすると、7か所に紫色の●(コントローラー)が表示されます。この●をドラッグすると他のパーツも連動して動きます。
腹部にある●を下に移動するとしゃがむことができるため、直観的にポーズ変更することができます。

・パーツをドラッグして動かす

動かしたいパーツをドラッグして直接動かすことができます。ドラッグして動かした場合は、他のパーツも連動して動きます。


連動して動くパーツは、上半身、下半身それぞれ腰までの範囲です。腰は他のパーツに連動しません。

また、動かしたくないパーツを右クリックすると、青い四角形のマークが表示され、「固定」した状態になります。
固定したパーツを境にして、操作中のパーツに連動しなくなります。


固定したパーツをもう一度右クリックすると、固定が解除されます。


腰のパーツも右クリックすると青い四角形マークが表示されますが、他のパーツとは逆に、動かしたパーツに連動して回転するようになります


・マニピュレータで動かす

動かしたいパーツをクリックすると、選択されたパーツに [マニピュレータ]が表示されます。
選択を解除したい時は、キャンバスの3Dデッサン人形以外の箇所をクリックします。


[マニピュレータ]では3つの軸を回転させてパーツを動かすことができます。
[マニピュレータ]の赤、青、緑のリングにマウスカーソルを重ねると黄色くなり、ドラッグするとその方向にパーツが移動します。

肘や膝など、回転できる軸が1つだけのパーツをクリックした場合は、表示される[マニピュレータ]のリングも1つだけになります。


[マニピュレータ]を表示している状態でマウスホイールを回転させると、赤色のリングの方向に回転します。

また、[サブツール詳細]パレット→[配置]→[部分回転]のスライダーを調節して動かすこともできます。
X=赤色のリング、Y=緑色のリング、Z=青色のリングに対応しています。


[マニピュレータ]で腰のパーツを回転させると、3Dデッサン人形全体が回転します。
[サブツール詳細]パレット→[配置]→[全体回転] のスライダーでも3Dデッサン人形全体を回転させることができます。

POINT

[マニピュレータ]で移動できる3Dデッサン人形のパーツは関節部分のパーツのみです。
関節部分以外のパーツをクリックすると[マニピュレータ]は表示されますが、リングをドラッグすることはできません。

  

[3]便利な機能

ポーズを調整する場合に便利な機能を紹介します。

・ハンドセットアップ

手のパーツは指を一本一本関節ごとに動かすこともできますが、[ハンドセットアップ]を使うと効率的にポーズを付けることができます。

 [ハンドセットアップ]は、[オブジェクト]ツールで3Dデッサン人形を選択している状態で、[サブツール詳細]パレット→[ポーズ] で使用できます。


中央の三角形の領域内で、[+]マークの[ハンドコントローラ]をドラッグすることで、指を開いたり閉じたりできます。


[ハンドコントローラ]の下にある4つの[にぎり方のプリセット]ボタンをクリックすると、4 種類のにぎり方を指定できます。


[指のロック]をクリックすると、それぞれの指のポーズがロックされ、[ハンドコントローラ]や[にぎり方のプリセット]の操作を受け付けません。

例えば、指を開いてから人差し指と中指をロックし、手を握るポーズにするとピースサインのポーズになります。

[ハンドセットアップ]では、左腕や左足など3Dデッサン人形の左側のパーツを選択している場合は左手のパーツを、逆の場合は右手のパーツを操作します。
パーツを選択していない場合や、頭や胴体などを選択している場合は両手を同時に操作します。


・左右反転

[オブジェクトランチャー]の[左右反転]ボタンをクリックすると、ポーズが左右反転されます。


・初期ポーズに戻す

[オブジェクトランチャー]の[初期ポーズに戻す]ボタンをクリックすると、初期ポーズに戻ります。


POINT
[マンガパース]機能について

CLIP STUDIO PAINT PRO/EX Ver.1.2.7より、[マンガパース]機能が搭載されました。
[オブジェクト]ツールの[ツールプロパティ]パレットの項目[マンガパース]にチェックを入れると、マンガ的なパース表現がリアルタイムで表示されます。

  

[4]ポーズをつけるコツ

3Dデッサン人形にポーズをつける時は、大まかにアングルを決めてから、腰パーツを操作して3Dデッサン人形全体の角度を調節します。

そこから、胴体、頭の体幹部に近いパーツ→手足などの末端のパーツといった順番で、ポーズを決めていくと良いでしょう。

末端のパーツからポーズを決めていくと、他のパーツと連動した場合にパーツの位置などが変わっていくため、多くのパーツを固定する必要が出てきてしまい、やり直す回数が多くなりがちです。


選択しにくいパーツや動かしにくい関節は、アングルを動かしながら調整し、適宜元のアングルに戻しながら確認していきます。

体全体の流れを踏まえてポーズをつけたい時はパーツをドラッグしてポーズをつけ、[マニピュレータ]を使用して関節の細かい調整をする、という順番で調整するとよいでしょう。

最終的に、下図のようなポーズになりました。ラフスケッチと重ねてみます。


・ポーズを保存

[オブジェクトランチャー]の[ポーズを保存]ボタンをクリックすると、現在のポーズを素材として登録して利用することができます。体型と同様に、こちらも登録しておくことをおすすめします。

POINT

3Dデッサン人形は、人型入力デバイス『QUMARION』でポーズをつけることもできます。

QUMARIONをパソコンに接続し、[ファイル]メニュー(Mac OS Xの場合は[CLIP STUDIO PAINT]メニュー)→[QUMARION]→[QUMARIONを使用]を選択します。

3Dデッサン人形の[オブジェクトランチャー]にQUMARION用のボタンが追加されるので、[QUMARION有効]ボタンをクリックします。

QUMARIONに取らせているポーズに、3Dデッサン人形のポーズが変更されます。
QUMARIONの関節を動かすと3Dデッサン人形の関節もリアルタイムに追随します。

[オブジェクトランチャー]の[加速度センサー]ボタンをONにすると、QUMARIONの傾きにあわせて3Dデッサン人形も傾きます。


次回は、最終的な構図を決定し、下絵を完成させます。

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コメント
Raphael 2015/07/11 01:42
もうちょっとカメラの煽りとか、腕が一般的な関節可動よりも広く (普通では曲がらない)外側へのカーブをつけられるとか、 そういう表現手法も出来る方が良いですね・・・ やり方はあるのかも知れませんが。もう少し慣れます。
ニーヨ 2015/04/01 03:39
とてもわかりやすいです、参考になりました
zacherkuchen 2013/09/02 13:59
3Dデッサン人形、これから活用していきたいです
博龍 2013/08/24 05:29
参考にさせていただきます
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