13.光の効果
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■エフェクト
今回は主に、[加算(発光)]を使い、発光部位にエフェクトを加えて行こうと思います。
まずは、宝石周りのエフェクトを描いて行こうと思います。
(1)「キャラクター」フォルダ内部の一番上にフォルダを新規作成し、フォルダ名を「エフェクト」に変更、[合成モード]を[通過]に設定します。
(2)エフェクトを描き始める前に、エフェクトをかけた際、宝石よりも、ガラス管の光沢が強調されてしまうのを防ぐ為、宝石に被さっていたガラス管の光沢を少し削り、宝石が良く見えるようにしておきます。
これで準備OKです、エフェクトを描いていきましょう。
(3)エフェクトフォルダ内にレイヤーを新規作成し、[合成モード]を[加算(発光]に設定します。
レイヤー名は「メカ発光部」としました。
(4)宝石本体、ガラス管内部のメカ発光箇所とその近辺、ガラス管の底部に、[水彩]ツールの「にじみブラシ」で水色を乗せます。
宝石の上にあるメカパーツが光を発して、その光が落ちて明るくなっている場所です。
他の発光している部位にも色を乗せておきました、使用する色は、それぞれの発光箇所からスポイトで色を取って使いました。
場合によって違う色を使う事もよくありますが、その場合、スポイトした色を元に、カラーサークルで調節して使う事が多いです。
ブラシの設定について詳しくは、「1.ブラシ紹介」をご覧ください。
(5)「メカ発光部」レイヤーの[不透明度]を調節します。
(6)レイヤーを新規作成し、[合成モード]を[加算(発光)]に設定します。
レイヤー名を「ガラス管内部リング」としました。
(7)青色を使って、メカと宝石の間にリング状の発光体を描き入れます。
加えて、宝石中心にも光源になる線を描きます。
この部分が特に強く光る事になります。
また、このレイヤーには、宝石の光を受けている部位、主に羽パーツ近辺の淵に同じ色で書き加えておきました。
続いて、ハレーションを描き入れます。
ハレーションは、特に強い光発している部位の周辺が、明るくぼやけてみえる現象です。
同じようにレイヤーを新規作成して、[合成モード]を[加算(発光)]に設定します。[エアブラシ]ツールを使い薄く青色を置き、透明度を調整しました。
お手軽操作でピカピカに光ってくれるので楽しいです・・・が、やりすぎるとクドくなってしまう危険もあるので程々に!
続いて飛行装置から発生しているエフェクトを加えます。
(1)レイヤーを新規作成し、レイヤー名を「浮遊エフェクト」とします。
(2)[ペン]ツールで、白と灰色に近い青を使ってエフェクトを描き入れます。
奥が暗い色、手前が明るい色になっています。
今回は、ガラス管の周辺に、円状に広がる気流の様なイメージで書きました。
(3)レイヤーの[合成モード]を[オーバーレイ]に変更。
続いて、今描いたエフェクトを選択範囲で囲み、[放射ぼかし]フィルタをかけます。宝石を中心にして、外側に向かってぼかしたいので、×印をエフェクトの中央に配置します。
「ぼかす位置」を[ 前方 ]、「ぼかす範囲」は[ 5]にしました。
方向性のあるぼかしで、それらしくなったのではないでしょうか!
エフェクトを加えた事で宝石周辺の印象が随分変化しました。
■ハレーション
次は背景部分にハレーションを加えていきます。
(1)「背景」フォルダの一番上にレイヤーを新規作成し、[合成モード]を[加算(発光)]にします。
レイヤー名は「背景 ハレーション」としました。
左電柱はソーラーパネル下部と右側の箱の部分に、ハレーションを描き入れます。
(2)[エアブラシ]ツールを選択し、[ツールオプション]の設定を変更します。
(3)[カラー]パレットから白色を選択し、でうっすらとハレーションを描き入れます。
同様に、左側の箱の光を強く反射している面にハレーションを描き入れます。
(4)同レイヤーに、道路下部の明かりにもハレーションを描き加えました。
この部分の描画色は明かりの色をスポイトして使いました。
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