4.髪の下描き
提供者 : セルシス
更新日 : 2015/06/30
閲覧数 : 20026回 総合評価 : 3件
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「2.ラフ」で描いたレイヤーを元に、複雑で広がりのある髪にしていきます。
とはいえ、先ほどなんとなくの構造は描いたのだし、ここでまた似たような作業を繰り返して、さらにはペン入れでも同じ作業を…となるとちょっとゲッソリしてしまいます。
正直、気力は出来るだけペン入れに残しておきたいのです…。
そこで! [カスタム丸筆]の出番です。
この工程では、『毛束の輪郭』を描くのではなく、『毛束そのもの』を[カスタム丸筆]で描きます。
その際、白子・黒子それぞれ別に、レイヤーの合成モードを[乗算]に設定した新規レイヤーに描画します。
合成モードを[乗算]にする事により、髪の重なりが把握しやすくなります。
※レイヤーの[合成モード]について詳しくは、機能解説!トラの巻「 レイヤーの合成モードの使い方」を参考にしてください。
輪郭を描いていると面倒になってきたり、構造の把握に必死で余裕が無くなってきたりして、どうしても髪の構図は簡単になってしまいます。
後々使うベクターレイヤーでのペン入れは、このようなかなりざっくりした下描きでも対応出来る便利な機能がありますので、ここでは髪の広がりと全体のバランスだけを考えます。
【髪の描画で気を付けたこと】
・同じような太さの毛束ばかりにならないようにブラシサイズを頻繁に変えながら描いていきます。
・色ラフを見てみると、背景も暗いため白子ばっかり目立ってしまいそうです。なので、黒子の髪を広げて存在感を強くしてバランスを取ります。
ちなみここまでのレイヤー構成はこんな感じです。
工程ごとに[レイヤーフォルダ]に入れています。そうすると、フォルダ内にある複数のレイヤーの不透明度を一発で調整出来るので便利です。
次は、ベクターレイヤーでペン入れをします!
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