3.パース定規を配置
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[1]サメを描く
3点透視のパース定規を配置します。
[レイヤー]パレットの[新規レイヤー作成]をクリックし、メニューから[定規レイヤー]を選択します。
[定規]メニュー→[パース定規]→[3点透視を作成]を選択すると、3点透視のパース定規が作成されます。
パース定規の詳しい使い方については、「機能解説!トラの巻」→「定規」→「パース定規の使い方」を参照してください。
ここではパース定規の補助線を参考にしながらフリーハンドでサメを描くため、定規のスナップをオフにします。
[定規]メニュー→[スナップ]を選択し、チェックを外してください。
地平線の位置にアイレベルと消失点を合わせ、煽り気味の構図となるようにパース定規を動かします。
「サメ1」レイヤーに、パース定規のパースを意識しながら主役のサメを描きこみ、全体のクオリティを模索します。
筆は描きやすいもので良いです。ここでは[鉛筆]ツールの[ツールセット]「粗芯」と[消しゴム]ツールを使用しています。
主役のサメのクオリティで、他のサメも新規レイヤーを作成して描き込んでいきます。
この際、1匹に対し1レイヤーで描いていきます。
遠くのサメはパースをなくし、平面的に描いていきます。
具体的には近いサメはお腹が見え、遠いサメはお腹が見えなくなります。
色や質感、距離による空気感は最後に調整するので、現段階では近くのサメも、遠くのサメも同じ色味、同じタッチで描き込みます。
[2]街を描く
この時点で全体の雰囲気を確認するため、「街」レイヤーに[図形]ツールを使って、軽く遠景の街も描いておきます。
ビルのシルエットを作るために、[図形]ツールから[矩形(塗り)]を選択します。
「図形の内部を塗りつぶす」にチェックを入れると、現在選択している描画色で内部が塗りつぶされます。
ビルのような建物を描きます。この時、空気遠近をつけるため遠くを薄いグレーで塗り、その上に少し濃いグレーでビルの造作を重ねます。
さらにその上に建物を描きます。
同じように遠近感を出すため、暗いグレーで手前にビルを重ねて描きます。
街の下塗りが描けました。
[3]空を描く
この段階で軽く色を乗せて全体の色味を考察します。
「空」レイヤーに「青空」のグラデーションを乗せます。グラデーションの一番薄い色がアイレベルと合うようにします。
「サメ1」レイヤーの上に新規レイヤー「空色」を作成して空の色で塗りつぶします。
レイヤーの合成モードを[ソフトライト]にし、不透明度を70%にしました。この行程により、空色の青みがサメに反映されます。
空は曇り空にするか晴れ空にするか、未だに悩んでいます。
レイヤーが多くなってきたので、レイヤーフォルダにまとめました。
[レイヤー]パレットの[新規レイヤーフォルダ作成]をクリック。判りやすい名前を付けて、それぞれ移動しておきます。
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