[9] 完成
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1.リベットの作成
余裕があればもち手との間のリベット(接続部の金具)も作ると見栄えが良くなります。
リベットはプリミティブの「球」をリサイズして配置するだけです。
(1)[オブジェクト]パネルで新規オブジェクトレイヤーを作成します。
(2)左メニュー[コマンド]→[面]→[基本図形]を選択し、[基本図形]パネルで[球]を選択します。
(3)[Scale]をクリックして、黄色い変形ハンドルでサイズを小さくします。
(4)上面視点([F2]キー)に切り替え、[Move]で球の位置をフライパンともち手の付け根部分に移動します。(大体の位置で大丈夫です)
(5)側面視点([F1]キー)に切り替え、大まかに高さを調節します。
(6)視点を回転して、球が1/2~2/3ほどフライパンにめり込む位置に微調整して[Create]をクリックし、球を作成します。
(7)同様の手順を繰り返し、リベットを3つ作成します。
2.材質の変更
最後にモデリング中はずっと半透明だった材質を、鉄のような材質に変更して完成としましょう。
(1)[材質]パネルで「mat1」をダブルクリックし、[材質設定]ダイアログを表示します。
設定は以下の通りです。
[不透明度]=1.00
[拡散光]=0.80
[自己照明]=0.20
[反射光]=0.50
[反射の強さ]=6.00
[周囲光]=0.25
[基本色]で黒に近いグレー(下図ではH=0 S=0 V=21)
これでフライパンのモデリングは完成です、お疲れ様でした。
最後に
今回はラインに面を張るモデリングやモデルに厚みを付ける方法、テクスチャの張り方など色々解説してきました。
これらのテクニックは今後の講座でも登場しますので、ぜひもう一度読み返してみてください!
それではこれで第3回モデリング講座を終わりたいと思います。
今回作成したフライパンのデータとイラスタ・コミスタ用に書き出したデータ
[補足]ComicStudio・IllustStuidioへの書き出し方法
今回作成したフライパンもComicStudioやIllustStudioで利用できます。
ただし、最後に設定した材質の色は反映されません。
※以降の操作は体験版では行えません。
(1)書き出したいデータをMetasequoia上で開き、[ファイル]メニュー→[名前を付けて保存]を選択します。
(2)[名前を付けて保存]ダイアログで、「ファイル形式」を「Wavefront(*.obj)」に設定します。
(3)[OBJ Export]ダイアログで以下の通り設定します。
今回はテンプレートをオブジェクトとして作成しているので「可視オブジェクトのみ」のチェックを忘れずに。
作例のフライパンの場合、拡大率は「0.1」程度がちょうど良い値です。
(4)ComicStudioの[ファイル]メニュー→[読み込み]→[3Dファイル]を選択します。
※IllustStudioでも同様の手順で読み込めます。
(4)先ほど保存した「obj」ファイルを開きます。
ComicStudioに読み込まれました。
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