[1] 下絵&モデリングの準備
閲覧数 : 12727回 総合評価 : 3件
1.資料集め
2.参照用のテンプレートオブジェクトの作成
3.材質の作成
4. 材質の適用
5.適用された材質の調整
1. 資料集め
まずはモデリングするギターの資料を集め、下絵を作成します。
2.参照用のテンプレートオブジェクトの作成
今回は正面、裏面、側面の下絵を用意しましたので、それぞれの視点変更に合わせて下絵が切り替わるようにテンプレートオブジェクトを設定したいと思います。
まずプリミティブ[基本図形]から四面体作成して参照用のテンプレートオブジェクトを作成します。
(1)[コマンド]→[面] にある[基本図形]ボタンを押します。
(2)四面体の大きさに関しては[詳細設定]ボタンにて確認できます。
(3)四面体の大きさに問題は無いようですので[作成]ボタンをクリックします。
(4)四面体が作成されました。
(5)作成後すぐに画面上部にある[選択部処理]メニュー→[面の反転]を実行して面を反転させます。
(6)現在、四面体全てが選択された状態となっているので、画面内の四面体以外の領域で一度クリックし選択を解除します。
(7)そして、画像の位置の辺を選択→[Delete]キーにて、2辺を削除してポリゴン面を半分に減らしましょう。
※辺が選択できない場合は、[編集オプション]→[辺]ボタンが、ONになっているか、確認してみてください。
3.材質の作成
参照用のテンプレートオブジェクトに合わせ、材質を3つ作成し、それぞれテクスチャを読み込みます。
(1)はじめに、画面内に[材質]パネルが表示されているか、確認します。
パネルが格納されている場合は、左の図、赤枠内のような状態で表示され、格納されていない状態では右の図の様な状態で表示されています。
(2)画面内に[材質]パネルが表示されていない場合は、画面上部にある[パネル]メニュー→[材質]パネルにチェックを入れ、[材質]パネルを表示させます。
(3)[材質]パネル内の[新規]ボタンをクリックします。[材質]に「mat1」が、追加されました。
(4)[材質]パネル内に表示されている「mat1」をダブルクリックすると、[材質設定]パネルが開きます。
(5)[材質設定]パネルの設定を、赤枠内の様に変更します。
(6)[マッピング]→[模様]の[参照]ボタンを押します。
(7)ダウンロードしたサンプルフォルダより、「エレキ正面.bmp」を選択します。
(8)[模様]に「エレキ正面.bmp」が設定されました。[OK]ボタンを押し、[材質設定]パネルを閉じます。
(9)設定の変更に合わせ [材質]パネル内の名称が「下絵_正面」に変更されました。
(10)材質を3つ作成する予定でしたので、残り2つの材質も(3)~(8)と同様の手順にて設定していきます。
(11) 3つの材質が完成いたしました。
4. 材質の適用
先ほど作成した3つの材質を、参照用テンプレートオブジェクトの各面にはりつけ適用していきます。
(1)まず、[材質]パネル内で「下絵_正面」が選択されていることを確認します。
(2)[F3]キーを押して正面視点に切り替えます。
(3)画面左にある[コマンド]パネル→[面]の[材質(M)]ボタンを押します。
(4)[材質(M)]ボタンを押した事で、画面内のマウスカーソルが、図の様に変化します。
(5)画面内のポリゴン領域内をクリックして材質を適用します。
(6)材質がポリゴンへ適用されました。
(7)同様に側面にも材質を適用していきます。
[材質]パネル内で「下絵_横」が選択されていることを確認します。
(8)[F1]キーを押して側面に表示を切り替えます。
(9)画面左にある[コマンド]パネル→[面]の[材質(M)]ボタンがONになっているのを確認します。
(10)画面内のポリゴン領域内をクリックして材質を適用します。
(11)材質が、ポリゴンへ適用されました。
(12)同様に背面にも材質を適用していきます。
[材質]パネル内で「下絵_裏」が選択されていることを確認します。
(13)[Shift+F3]キーを押して側面に表示を切り替えます。
(14)画面内のポリゴン領域内をクリックして材質を適用します。
(15)材質がポリゴンへ適用されました。
(16)これで視点変更に合わせて下絵が切り替わるようになりました。
5.適用された材質の調整
材質は適用されましたが、この状態では面を反転したときにUVも反転されてしまっているので下絵も反転されています。
ここを修正しなければなりません。
(1)画面左にある[コマンド]パネル→[編集]の[UV操(U)]ボタンを押します。
(2)UV編集モードに入り材質「下絵_正面」が適用されている正面のポリゴンを、クリックし選択します。
(3)正面のポリゴンを選択状態のまま、[UV操作]パネル→[スイッチ反転]をクリックしてUVを反転させます。
(4)「下絵_正面」が適用されている正面のポリゴンのUVが反転しました。正面はこれで完成です。
(5)同様の操作を側面、背面にも行います。
UV編集モードに入っていますので、そのまま材質「下絵_横」が適用されている側面のポリゴンを、クリックし選択します。
(6)側面のポリゴンを選択状態のまま、[UV操作]パネル→[スイッチ反転]をクリックしてUVを反転させます。
(7)「下絵_横」が適用されている側面のポリゴンのUVが反転しました。
(8)同様の操作を背面にも行います。
まず、背面のポリゴンが見えない状態ですので、参照用のテンプレートオブジェクトの領域内にて、右クリックを行ったまま画面左へマウスをドラッグし、テンプレートオブジェクトを回転させ背面を表示させます。
(9)背面が表示される位置までドラッグしたら、「下絵_裏」が適用されている背面のポリゴンを、クリックし選択します。
(10)背面のポリゴンを選択状態のまま、[UV操作]パネル→[スイッチ反転]をクリックしてUVを反転させます。
(11)「下絵_裏」が適用されている側面のポリゴンのUVが反転しました。
(12)これで視点操作と下絵がきっちり合うようになりました。
(13)調整は完成しましたので、[オブジェクト]パネルにて名称を変更し、編集不可にします。
まず、[オブジェクト]パネルにて「obj1」をダブルクリックして[オブジェクト設定]パネルを開きます。
(14)[オブジェクト設定]パネル内、基本情報の名称を「テンプレート」に変更後、[OK]ボタンを押しパネルを閉じます。
(15)[オブジェクト]パネルにて、ロックをかけ、編集不可にします。
これで、今回の講座分は終了となります。
次回は、エレキギター本体のモデリングに入っていきます。
コメント