[5] パーツのモデリング②
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1. ピックガード ビスのモデリング
2. オブジェクトを整理する
3. バックプレートのモデリング
4. バックプレートのビスの作成
1. ピックガード ビスのモデリング
(1)前回の講座にてピックガードのモデリングが完了しましたので、ピックガードを止めるビスを作成します。
(2)[オブジェクト]パネルの[新規]をクリックし、「obj7」を作成します。「ピックガードa」は非表示にします。
(3)[材質]パネルにて[新規]をクリックし、「mat4」を作成します。
(4)「mat4」をダブルクリックし、[材質設定]ダイアログを下図、赤枠内のように設定します。
(5) [オブジェクト]パネル内にて「mat4」が選択されているのを確認した上で、[コマンド]パネル→[面]から[基本図形 P]をクリックし[基本図形]パネルの[球体]をクリックします。
さらに[詳細設定]ボタンをクリックし、下図、赤枠内のように設定を変更し[基本図形]パネルの[作成]ボタンをクリックします。
(6)[F3]キーを押して、正面に視点を切り替え、[コマンド]パネル→[編集]から[範囲 R]をクリックします。
(7)球体の半分から下の頂点を囲み、全て選択します。
(8)画面上部メニュー[選択部処理]から[頂点の位置を揃える]を選択します。
(9)[頂点の位置を揃える]ダイアログ内の[Y] [最大]の数値をクリックします。
[Y] [新しい位置]の値に[Y] [最大]の値が入力されますので、そのまま[OK]をクリックします。
(10)球体の半分から下にあった頂点のY座標が全て揃いました。
(11)球体の半分から下にあった点が選択状態であるのを確認して[コマンド]パネル→[編集]から[移動 V]をクリックします。
[移動]ダイアログが表示されますので、Y座標の値に「20.00」を入力し、[OK]をクリックします。
(12)選択されていた頂点のY座標が「20」移動しました。
(13)視点を変更します。右クリックを行ったまま、画面上へマウスを移動させます。
(14)半球の下部が見えやすい視点へ移動しました。 [Ctrl]+[D]キーを押して全ての選択を解除します。
(15) [コマンド]パネル→[編集]から[選択 S]をクリックした後、[選択]パネルから[ベルト]をクリックします。
(16)下図、半球の下部の赤線部分の辺をクリックすると、ベルト状にポリゴンが選択されます。
(17) [コマンド]パネル→[面]から[押出 E]をクリックした後、[押し出し]パネルから[通常]をクリックします。
(18)選択された面を押し出します。選択したポリゴン領域内から、クリックしたまま画面右へマウスを移動させます。
(19)選択されたポリゴンが押し出されました。
(20)選択状態になっているポリゴンを[Delete]キーを押し、削除します。
(21)[コマンド]パネル→[編集]から[選択 S]をクリックした後、[選択]パネルより[接続面]をクリックします。
(22)内側に残ったポリゴンの一部をクリックすると、連続面が全て選択状態になります。
[Delete]キーを押し、選択された面を消去します。
(23)内側に残ったポリゴンが消去されました。[F3]キーを押して視点を正面にします。
(24)ビスのサイズを調整していきます。[Ctrl]+[A]キーを押して、全ての面を選択状態にします。
(25)[コマンド]パネル→[編集]から[拡大 Q]をクリックし、[拡大]パネル内を下図の赤枠内のように設定します。設定が完了したら[OK]をクリックします。
(26)ビスを構成する全ての点のY座標が0.7倍されました。
(27)[コマンド]パネル→[編集]から[拡大 Q]が選択された状態ですので、画面内に表示されている
[拡大]パネル内の[等比変形]をクリックします。
(28)ビス全体を縮小していきます。選択されたビスのポリゴン領域内からクリックを行ったまま、マウスを画面下へ移動させます。
(29)[コマンド]パネル→[編集]から[移動 V]を選択し、ビスの位置を修正します。合わせて下絵のビスの
大きさまで、縮小していきます。
(30)[コマンド]パネル→[編集]から[回転 C]をクリックし、[回転]パネル内の下図、赤枠のようにします。
設定が完了したら[OK]をクリックします。
(31)ビスがX軸に「-90.00」回転し、正面を向きました。[F1]キーを押して側面を表示します。
(32)側面が表示されました。ビスの位置を調整する為、[オブジェクト]パネル内の「ピックガードa」を表示させます。
(33)[コマンド]パネル→[編集]から[移動 V]を選択し、ビスの位置を移動します。[移動]パネル内を下図、赤枠内のように設定して[OK]を押します。
「ピックガードa」が表示されていますので、必要であれば微調整を行います。
(34)[F3]キーを押して視点を正面にします。[コマンド]パネル内の「ピックガードa」を非表示にして、ビスを
9個複製します。
「obj7」が選択されている状態で、[複製]をクリックします。[オブジェクトの複製]ダイアログ内を下図、赤枠内のように設定します。
(35)前項で制作されたビス「obj7」が、同位置に9個複製されました。
(36)複製された「obj8」から「obj16」までのビスを[コマンド]パネル→[移動 V]をクリックし、下図、赤枠内へそれぞれ移動させていきます。
(37)ピックガード正面のビスの移動が完了しました。
(38)すべてのビスを「obj7」にまとめておきます。[オブジェクト]パネル内の「obj8」から「obj16」を「obj7」にドラッグします。
(39)すべてのビスが「obj7」にまとまりました。 [オブジェクト]パネル内の「obj7」を「ピックガードb」とリネームして編集不可にしておきます。
2. オブジェクトを整理する
(1)[オブジェクト]パネル内を一度整理します。「obj1」から「obj6」までを削除し、「ピックガードb」を非表示にしておきます。
3. バックプレートのモデリング
(1)ボディ裏面にあるバックプレートとビスを作成していきます。[Shift]+[F3]キーを押して、裏面に視点を切り替えます。
(2)[オブジェクト]パネル内の[新規]をクリックし、「obj1」を作成します。
(3)下絵を参考にラインを作成して面を貼っていきます。
[コマンド]パネル→[面]から[面の生成]を選択し、[面の生成]パネルにて[辺]クリックします。
(4)下絵に沿ってクリックして、ラインを作成していきます。
(5)下絵に沿ったラインが作成されました。
(6)[コマンド]パネル→[辺・点]から[ワイヤー W ]をクリックして、[ワイヤー]パネル内の[三角面を貼る]をクリックします。
(7)[材質]パネルにて「mat2」が選択されている事を確認します。四角形ポリゴンに変換する事を想定して、三角形ポリゴンを貼り付けていきます。
(8)三角形ポリゴンの貼り付けが完了しました。
(9)三角形ポリゴンを四角形ポリゴンへ変換していきます。[コマンド]パネル→[辺・点]から[ワイヤー W ]をクリックして[ワイヤー]パネル内の[辺消去で四角形化]をクリックします。
(10)辺をクリックして、三角形ポリゴンを四角形ポリゴンへ変換していきます。
(11)四角形ポリゴンへの変換が完了しました。
(12) [F1]キーを押して側面を表示します。
(13) [コマンド]パネル→[編集]から[範囲 R]をクリックして全ての点を囲み、選択します。
(14)[コマンド]パネル→[編集]から[移動 V]をクリックして、[移動]パネル内のZ座標に「-2.51」を入力した後、[OK]をクリックします。
(15)前項で作成した面の移動が完了しました。[押出 E]ツールを使用する為、視点を変更します。
右クリックを行ったまま、画面右へマウスを移動させていきます。
(16)面が押し出しやすい視点へ変更されました。
(17)[コマンド]パネル→[面]より[押出 E]をクリックして、[押し出し]パネルから[通常]をクリックします。
(18)選択されたポリゴン領域内より、クリックを行ったままマウスを画面右へ移動させます。
(19)選択されたポリゴンが押し出されました。[F1]キーを押して側面を表示します。
(20)[コマンド]パネル→[編集]から[範囲 R]をクリックし、前項で押し出したポリゴン上の点を全て囲い選択します。
(21)画面上部のメニュー[選択部処理]から[頂点の位置を揃える]をクリックして、[頂点の位置を揃える]ダイアログ内のZ座標に「-3.00」を入力します。設定が完了したら[OK]をクリックします。
(22)押し出した面上の点の移動が完了しました。[Ctrl]+[D]キーを押して、全ての選択を解除します。
(23)エッジ部分を処理していきます。ホイール、またはマウスの左右ボタン同時押し+ドラッグを使用してエッジ部分を拡大表示します。
(24)[コマンド]パネル→[辺・点]から[ナイフ K]をクリックして、[ナイフ]パネルから[接続面を連続切断]をクリックします。
(25)下図、赤線のように[ナイフ]ツールで切れ目を入れていきます。
(26)[ナイフ]ツールで、下図のような切れ目が入りました。
(27)[オブジェクト]パネル内の「obj1」を「ピックガードa」へドラッグします。
「バックプレート」と「ピックガード」は同じ材質のパーツなので、ひとつにまとめてしまいます。
4. バックプレートのビスの作成
前項で作成したビスを複製し、背面にもビスを配置していきます。
(1)[オブジェクト]パネル内の「ピックガードb」を表示し、ロックも解除します。
(2)[コマンド]パネル→[編集]から[編集 R]をクリックします。
(3)下図のように4つのビスを囲い選択して、[Ctrl]+[C]キーを押してコピー後、[Ctrl]+{V}キーを押してペーストします。
(4)「ピックガードb」から4つのビスが複製され、[オブジェクト]パネル内に「obj1」が作成されました。
(5)[オブジェクト]パネル内の「ピックガードb」を非表示とし、ロックをかけます。
(6)[コマンド]パネル→[編集]から[回転 C]をクリックし、[回転]パネル内を下図、赤枠内のように設定します。設定が完了したら[OK]をクリックします。
(7)選択されていたビス4つがX軸に180度回転しました。
(8)[コマンド]パネル→[編集]から[範囲 R]をクリックし、ビス1つ1つを選択した後、[コマンド]パネル→[編集]から[移動 V]で下絵に合わせ、ビスを移動させていきます。
(9)ビスのX、Y座標の調整が完了しました。
(10)ビスのZ座標を調整していきます。[オブジェクト]パネル内の「ピックガードa」を表示し、[F1]キーを押して側面を表示します。
[Ctrl]+[A]キーで全てのビスを選択します。
(11)[コマンド]パネル→[編集]から[移動 V]をクリックして、[移動]パネルを下図、赤枠のように設定します。
設定が完了したら[OK]をクリックします。「ピックガードa」が表示されているので、必要であれば微調整を行います。
(12)ビスの位置の調整が完了しました。
(13)[オブジェクト]パネル内の「ピックガードb」へ「obj1」(ビス)をドラッグしてまとめ、「ピックガードb」を表示します。
(14)前面のピックガード、背面のプレートとビスが完成しました。
これで、今回の講座分は終了となります。
次回は、ネック部分をモデリングしていきます。
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