[6] パーツのモデリング③
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1.ネックのモデリング
2.フィンガー・ボードのモデリング
3.フレットのモデリング
4.ポジション・マークのモデリング
5.ピックアップのモデリング
1.ネックのモデリング
まずは、ネックのモデリングからスタートします。
(1) [オブジェクト]パネル内の[新規]をクリックし「obj1」を作成し、「ピックガードa」「ピックガードb」を非表示にします。
(2) [材質]パネル内で「mat1」が選択されている事を確認します。
(3)[コマンド]パネル→[面]から[基本図形 P]をクリックし、[基本図形]パネルの[四面体]をクリックします。
さらに[詳細設定]をクリックし、下図、赤枠内のように設定を変更し[基本図形]パネルの[作成]をクリックします。
(4) [コマンド]パネル→[編集]の[範囲 R]をクリックして、作成した四面体の左半分の点を選択します。その後[Delete]キーにて削除します。
(5) [オブジェクト]パネル内の「obj1」をダブルクリックして [オブジェクト設定]ダイアログを開き、赤枠内のように設定を変更します。
(6)X軸に四面体が鏡面コピーされました。 [コマンド]パネル→[辺・点]から[ナイフ K]をクリックして、
[ナイフ]パネルから[ナイフで面を切断]をクリックします。
下図のように[ナイフ]ツールを使用して縦方向に数本、切れ目を入れていきます。
(下図では、切れ目を6本入れています。)
(7)続けて下図のように、横方向に切れ目を入れて、[移動]ツール、[拡大]ツールを使用しながら、下絵に合わせ形状を整えていきます。形状に変化がある部分とエッジ部分には、[ナイフ]ツールを使用して、多めに切れ目を追加していきます。
(8) [F1]キーを押して側面を表示します。 [移動]ツール、[回転]ツールを使用しながら、下絵に合わせ形状を整えていきます。
(9) 側面のエッジ処理を行います。[コマンド]パネル→[辺・点]から[ナイフ K]をクリックして、[ナイフ]パネルから[接続面を連続切断]をクリックします。
下図のように[ナイフ]ツールを使用して、エッジ部分に切れ目を追加していきます。
(10) [オブジェクト]パネル内の「obj1」をダブルクリックして [オブジェクト設定]ダイアログを開き、赤枠内のように設定を変更します。
設定が完了したら[OK]をクリックし、[オブジェクト]パネル内、「ネック」にロックをかけます。
2. フィンガー・ボードのモデリング
(1) [オブジェクト]パネル内の[新規]をクリックし「obj1」を作成し、「ネック」を非表示にします。
(2) [材質]パネル内の[新規]をクリックし「mat5」を作成します。「mat5」をダブルクリックして、下図、赤枠内のように設定を変更します。
設定が完了したら[OK]をクリックします。
(3)[コマンド]パネル→[面]から[基本図形 P]をクリックし、[基本図形]パネルの[四面体]をクリックします。
さらに[詳細設定]をクリックし、下図、赤枠内のように設定を変更し[基本図形]パネルの[作成]をクリックします。
(4) [移動]ツール、[拡大]ツールを使用しながら、下絵に合わせ形状を整えていきます。
(5)[材質]パネル内の「obj1」をダブルクリックして[オブジェクト設定]ダイアログを表示します。
[オブジェクト設定]ダイアログを下図、赤枠内のように「フィンガー・ボード」へリネームして編集禁止に
チェックを入れます。
設定が完了したら[OK]をクリックします。
3. フレットのモデリング
(1) [オブジェクト]パネル内の[新規]をクリックし「obj1」を作成し、「フィンガー・ボード」を非表示にします。
(2)[材質]パネル内の「mat4」が選択状態にあるのを確認します。
(3)[コマンド]パネル→[面]から[基本図形 P]をクリックし、[基本図形]パネルの[四面体]をクリックします。
さらに[詳細設定]をクリックし、下図、赤枠内のように設定を変更し[基本図形]パネルの[作成]をクリックします。
(4) [F1]キーを押して側面を表示し、ホイール、またはマウスの左右ボタン同時押し+ドラッグを使用して、前項で作成した四面体を拡大表示します。[コマンド]パネル→[編集]から[範囲 R]をクリックし、下図のように四面体の前面の辺を囲い込み選択します。
(5)四面体の前面の辺が選択された状態で、[コマンド]パネル→[辺・点]から[べベル]をクリックし、[べベル]パネル内に「0.15」を入力し[OK]をクリックします。
(6)[オブジェクト]パネルで「obj1」が選択されているのを確認した上で[複製]をクリックし、[オブジェクトの複製]ダイアログ内を下図赤枠内のように設定していきます。
設定が完了したら[OK]をクリックします。
(7)[移動]ツールを使用しながら、複製したフレットを下絵に合わせ、形状を整えていきます。
(8)[オブジェクト]パネル内の複製された「obj2」から「obj23」までを、「obj1」へドラッグしてフレットを「obj1」へまとめていきます。
(9)[オブジェクト]パネル内の「obj1」をダブルクリックして[オブジェクト設定]ダイアログを表示します。
[オブジェクト設定]ダイアログを下図、赤枠内のように設定し、[OK]をクリックします。
4. ポジション・マークのモデリング
(1) [オブジェクト]パネル内の[新規]をクリックし「obj1」を作成し、「フレット」を非表示にします。
(2) [材質]パネル内の「mat3」が選択状態にあるのを確認します。
(3)[コマンド]パネル→[面]から[基本図形 P]をクリックし、[基本図形]パネルの[円筒]をクリックします。
さらに[詳細設定]をクリックし、下図、赤枠内のように設定を変更し[基本図形]パネルの[作成]をクリックします。
(4)[コマンド]パネル→[編集]から[回転 C]をクリックし、[回転]パネル内を下図、赤枠内のように設定し[OK]をクリックします。
(5)[オブジェクト]パネルで「obj1」が選択されているのを確認した上で[複製]をクリックし、[オブジェクトの複製]ダイアログ内を下図赤枠内のように設定していきます。
設定が完了したら[OK]をクリックします。
(6)[移動]ツールを使用しながら、複製したポジション・マークを下絵に合わせ、移動させていきます。
(7) [オブジェクト]パネル内の複製された「obj2」から「obj10」までを、「obj1」へドラッグしてフレットを「obj1」へまとめていきます。
(8)[オブジェクト]パネル内の「obj1」をダブルクリックして[オブジェクト設定]ダイアログを表示します。
[オブジェクト設定]ダイアログを下図、赤枠内のように設定し、[OK]をクリックします。
5. ピックアップのモデリング
(1) [オブジェクト]パネル内の[新規]をクリックし「obj1」を作成し、「ポジション・マーク」を非表示にします。
(2) [材質]パネル内の「mat2」が選択状態にあるのを確認します。
(3)[コマンド]パネル→[面]から[基本図形 P]をクリックし、[基本図形]パネルの[四面体]をクリックします。
さらに[詳細設定]をクリックし、下図、赤枠内のように設定を変更し[基本図形]パネルの[作成]をクリックします。
(4)作成された四面体へ、エッジ処理を行います。[コマンド]パネル→[辺・点]から[ナイフ K]をクリックし、[ナイフ]パネル内の「ナイフで面を切断」をクリックします。
[F3]キーを押して正面を表示し、下図、黄色の線合わせ、[ナイフ]ツールにて切れ目を入れ
[F1]キーを押して側面を表示し、下図、黄色の線合わせ、[ナイフ]ツールにて切れ目を入れていきます。
(5)[オブジェクト]パネル内の「obj1」をダブルクリックして[オブジェクト設定]ダイアログを開き、[オブジェクト設定]ダイアログ内の [曲面制御]から[Catmull-Clark]を選択して、[分割数]に「2」を入力します。
設定が完了したら[OK]をクリックします。
(6)「obj1」を複製して、ピックアップ内側のパーツを作成していきます。
[オブジェクト]パネル内で「obj1」が選択されている状態で[複製]をクリックし、[オブジェクトの複製]ダイアログ内を下図、赤枠内のように設定して[OK]をクリックします。
(7) 「obj2」が複製されました。「obj1」を非表示にしてロックをかけます。[材質]パネルでは「mat3」を選択します。
(8) [コマンド]パネル→[編集]から[範囲 R]をクリックし、下図のように「obj2」を囲い込み、選択状態にします。
(9) 上部メニュー[選択部処理]から[面に現在の材質を指定]を選択します。
(10)「obj2」に材質「mat3」が適用されました。下絵、ピックアップ内側のラインを参考に、[移動]ツールを使用して各点を移動させていきます。
(11)前面の調整が完了しましたので、側面を調整していきます。[F1]キーを押して側面を表示します。
[コマンド]パネル→[編集]から[範囲 R]をクリックし、下図のように「obj2」を囲い込み、選択状態にします。
(12) [コマンド]パネル→[編集]から[移動 V]をクリックし、[移動]パネル内を下記、赤枠内のように設定します。
(13)[オブジェクト]パネル内の「obj2」を「obj1」へドラッグして、「obj1」へパーツをまとめます。
(14) [オブジェクト]パネル内で「obj1」が選択されている状態で[複製]をクリックし、[オブジェクトの複製]ダイアログ内を下図、赤枠内のように設定して[OK]をクリックします。
(15)複製されたピックガードをまとめていきます。[オブジェクト]パネル内の「obj2」を「obj1」へ、ドラッグします。
(16) [オブジェクト]パネル内の「obj1」をダブルクリックして[オブジェクト設定]ダイアログを開き、[オブジェクト設定]ダイアログ内を下図、赤枠内のように設定します。
(17) 「ピックガードb」で作成したビスを複製して、ピックアップのビスを作成します。
[オブジェクト]パネル内の「ピックアップa」を非表示として、ロックをかけ「ピックガードb」を表示し、ロックを解除します。
(18)「ピックガードb」で作成したビスを複製して、ピックアップのビスを作成します。
[コマンド]パネル→[編集]から[範囲 R]をクリックし、下図のようにビスを1つ囲い込み選択状態にします。
[Ctrl]+[C]キーを押して、コピーして[Ctrl]+[V]キーを押して、ビスをペーストします。
(19)ビスが1つペーストされ、「obj1」が作成されました。
(20)「obj1」のビスが選択状態となっているので、[コマンド]パネル→[編集]から[移動 V]をクリックし、ビスを下絵に合わせ移動させていきます。
(21)[F1]キーを押して、側面を表示します。ビスのZ座標を調整するため、[オブジェクト]パネルで「ピックアップa」を表示させた後、[コマンド]パネル→[編集]から[移動 V]をクリックし、ビスを移動させていきます。
(22)[F3]キーを押して、再び正面表示します。[オブジェクト]パネル内で「obj1」が選択されているのを確認した上で[複製]をクリックします。[オブジェクトの複製]ダイアログ内を、下図、赤枠内と同様に設定していきます。
設定が完了したら[OK]をクリックします。
(23) [オブジェクト]パネル内の複製された「obj2」から「obj6」までを、「obj1」へドラッグしてフレットを「obj1」へまとめていきます。
(24)[オブジェクト]パネル内で「obj1」が選択されているのを確認した上で[複製]をクリックします。
[オブジェクトの複製]ダイアログ内を、下図、赤枠内と同様に設定していきます。設定が完了したら[OK]をクリックします。
(25) 複製されたビスをまとめていきます。[オブジェクト]パネル内の「obj2」を「obj1」へ、ドラッグします。
(26) [オブジェクト]パネル内の「obj1」をダブルクリックして[オブジェクト設定]ダイアログを開き、[オブジェクト設定]ダイアログ内を下図、赤枠内のように設定します。
これで、ピックアップの作成は完了です。ピックアップのパーツなど、オブジェクトレイヤーを「a」「b」に分けている理由ですが、[オブジェクト設定]ダイアログ内の設定、曲面処理や鏡面処理の有無です。
これで、今回の講座分は終了となります。
次回は、ブリッジをモデリングしていきます。
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