[9] パーツノモデリング⑥

提供者 : セルシス    更新日 : 2015/06/30   
閲覧数 : 3192回 総合評価 : 1件

1. ブリッジb ネジのモデリング


(1) 今回は「ブリッジb」のネジを作成していきます。[オブジェクト]パネル内の[新規]をクリックし
「obj2」を作成し、「obj1」を非表示にします。


 

(2) [材質]パネル内の「mat4」が選択状態にあるのを確認します。


 

(3) [F3]キーを押して、正面を表示します。[コマンド]パネル→[面]から[基本図形 P]をクリックし、
[基本図形]パネルの[円筒]をクリックします。さらに[詳細設定]をクリックし、下図、赤枠内のように
設定を変更し[基本図形]パネルの[作成]をクリックします。


 

(4) 作成された円筒が選択状態にあるのを確認した上で、[コマンド]パネル→[編集]から[回転 C]を
クリックし、[回転]パネル内を下図のように設定します。設定が完了したら[OK]をクリックします。
最後に[Ctrl]+[D]キーを押して、全ての選択を解除しておきます。


 

(5) 次にマイナスのネジ部分を作るために、円筒にナイフを入れていきます。[コマンド]パネル→[辺・点]
から[ナイフ K]をクリックして、[ナイフ]パネルから[ナイフで面を切断]を選択し、下図の赤い線に合わせ
切れ込みを追加していきます。


 

(6) 視点を変更します。右クリックを行ったまま、マウスを画面左へ移動させます。


 

(7) 円筒の表側の面の流れを修正します。[コマンド]パネル→[編集]から[移動 V]をクリックします。
下図内の黄色の点を赤い点まで移動させ、右クリックマージを使用して点をまとめます。


 

(8) 視点を変更して、円筒の裏側を表示します。右クリックを行ったまま、マウスを画面左へ
移動させます。


 

(9) 円筒の裏側の面の流れを修正します。[コマンド]パネル→[編集]から[移動 V]をクリックします。
下図内の黄色の点を赤い点まで移動させ、右クリックマージを使用して点をまとめます。


 

(10) 視点を変更して、再度、円筒の表側を表示します。右クリックを行ったまま、マウスを画面右へ
移動させます。


 

(11) [コマンド]パネル→[編集]から[選択 S]をクリックして、[選択]パネルから[通常]をクリックします。
下図のように、円筒前面のポリゴン4枚を選択します。


 

(12) [コマンド]パネル→[面]から[押出 E]をクリックして、[押し出し]パネルから[通常]をクリックします。
選択されたポリゴン領域内より、クリックを行ったまま、マウスを画面左へ移動させます。


 

(13) [コマンド]パネル→[辺・点]から[ナイフ K]をクリックして、[ナイフ]パネルから[ナイフで面を切断]を
選択し下図の赤い線に合わせ、切れ込みを追加していきます。


 

(14) [コマンド]パネル→[編集]から[範囲 R]をクリックして、下図のように、[ナイフ]ツールで追加した点と
[押出]ツールで移動させた点を囲い込み、選択します。


 

(15) 上部メニュー[選択部処理]から[頂点の位置を揃える]をクリックして、[頂点の位置を揃える]ダイアログを下図のように、設定します。設定が完了したら[OK]をクリックします。


 

(16) 上部メニュー[オブジェクト]から[近接する頂点をくっつける]をクリックして、[近接する頂点をくっつける]ダイアログを下図のように設定して、[OK]をクリックします。6個の頂点が結合されますので、ダイアログ内の[OK]をクリックします。これで負の方向に押し出した面との整合が取れました。これをやっておかないまま曲面化[Catmull-Clark]を適用すると穴が開いてしまいます。


 

(17) 視点を変更して、円筒の表側を表示します。右クリックを行ったまま、マウスを画面右へ
移動させます。


 

(18) [コマンド]パネル→[編集]から[選択 S]をクリックして、[選択]パネルから[通常]をクリックします。
下図の赤い線で囲まれた円筒前面の不要なポリゴンを選択して[Delete]キーを押して消去していきます。


 

(19) 視点を変更します。右クリックを行ったまま、マウスを画面下へ移動させます。


 

(20) エッジの処理を行っていきます。[コマンド]パネル→[辺・点]から[ナイフ K]をクリックして、
[ナイフ]パネルから[接続面を連続切断]を選択し、下図の赤い線に合わせ、切れ込みを追加していきます。


 

(21) [F3]キーを押して、正面を表示します。[コマンド]パネル→[辺・点]から[ワイヤー W]をクリックして
[ワイヤー]パネルから[辺の間に頂点を挿入]を選択します。下図の赤い点の位置へ、頂点を追加していきます。


 

(22) [コマンド]パネル→[辺・点]から[ワイヤー W]をクリックして、[ワイヤー]パネルから[辺消去で四角形化]を選択します。下図の赤い線を消去して、三角形ポリゴンを四角形ポリゴンへ変換していきます。


 

(23) [F1]キーを押して、側面を表示します。[コマンド]パネル→[辺・点]から[ナイフ K]をクリックして、[ナイフ]パネルから [ナイフで面を切断]を選択します。下図の赤い線に沿って切れ目を追加していきます。


 

(24) ネジが完成しましたので、「obj1」と「obj2」を1つのオブジェクトレイヤーにまとめていきます。
[オブジェクト]パネル内の「obj2」を「obj1」へドラッグします。


 

(25) [オブジェクト]パネル内の「obj1」をダブルクリックして、[オブジェクト設定]パネルを開き、下図のように
設定を変更します。設定が完了したら[OK]をクリックします。


 

(26) 「ブリッジb」が完成しました。


 

これで、今回の講座分は終了となります。
次回は、ピックアップ・セレクターとヴォリューム&トーン・コントローラーをモデリングしていきます。

コメント
Tomoshibi127 2017/10/22 01:04
細かいです!!が解説もとても手間が掛かっているので頑張ってついて行ってます。