[10] パーツのモデリング⑦
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1. ピックアップ・セレクターのモデリング
2. ヴォリューム&トーン・コントローラーのモデリング
1. ピックアップ・セレクターのモデリング
ピックアップ・セレクターからモデリングしていきます。
ピックアップ・セレクターですが、主に3つのオブジェクトから構成されています。
(1) [オブジェクト]パネル内の[新規]をクリックし「obj1」を作成し、「ブリッジb」を非表示にします。
(2) [材質]パネル内で「mat2」が選択されている事を確認します。
(3) [コマンド]パネル→[面]から[基本図形 P]をクリックし、[基本図形]パネルの[円筒]をクリックします。さらに[詳細設定]をクリックし、下図、赤枠内のように設定を変更し[基本図形]パネルの[作成]をクリックします。
(4) [コマンド]パネル→[編集]から[回転 C]をクリックして、[回転]パネル内を下図の赤枠内のように設定します。最後に[Ctrl]+[D]キーを押して、全ての選択を解除しておきます。
(5) [オブジェクト]パネルで「obj1」が選択されているのを確認した上で[複製]をクリックし、[オブジェクトの複製]ダイアログ内を下図、赤枠内のように設定していきます。[OK]をクリックすると「obj2」が作成されますので、「obj2」にロックをかけ、「obj1」を選択状態にします。
(6) [コマンド]パネル→[編集]から[範囲 R]をクリックして、円筒前面に配置されているポリゴンを選択します。
(7) 右クリックを行ったまま、マウスを画面右へ移動させて視点を変更します。
(8) [コマンド]パネル→[面]から[押出 E]をクリックして、[押し出し]パネルから[通常]をクリックします。
選択されたポリゴン領域内より、クリックを行ったまま、マウスを画面右へ移動させます。
(9) [コマンド]パネル→[編集]から[拡大 Q]をクリックして、[拡大]パネルを下記のように設定します。
[OK]をクリックした後、[Delete]キーを押して、選択されている円筒前面のポリゴンを消去します。
(10) [F1]キーを押して側面を表示します。[コマンド]パネル→[編集]から[範囲 R]をクリックして、下図のように点を囲い込みます。
(11) 上部メニュー[選択部処理]から[頂点の位置を揃える]をクリックして、[頂点の位置を揃える]ダイアログを下図のように設定し[OK]をクリックします。最後に[Ctrl]+[D]キーを押して、全ての選択を解除しておきます。
(12) ベース部分が完成しました。下図のように、穴が開いた状態になったかと思います。プラグインを使えば簡単に出来る作業ですが、プラグインを使わない場合このような工程で行う事になります。
(13) 先ほど複製した「obj2」を使用して、2つ目のパーツを作成します。[オブジェクト]パネル内の「obj1」を非表示とし、ロックをかけ「obj2」を表示し、ロックを解除します。
(14) [材質]パネル内で「mat3」が選択されている事を確認します。
(15) [Ctrl]+[A]キーを押して、「obj2」の全てのポリゴンを選択状態にした後、上部メニュー[選択部処理]から[面に現在の材質を指定]を選択します。最後に[Ctrl]+[D]キーを押して、全ての選択を解除しておきます。
(16) [コマンド]パネル→[編集]から[範囲 R]をクリックして、下図のように、円筒裏側の面を選択し、[Delete]キーを押して、消去します。
(17) [コマンド]パネル→[編集]から[範囲 R]をクリックして、下図のように、円筒表側の面を選択します。
(18) 右クリックを行ったまま、マウスを画面右へ移動させて視点を変更します。
(19) [押出][拡大][移動]ツールや、上部メニュー[選択部処理]の[頂点の位置を揃える]を使用して、成形していきます。
(20) 3つ目のパーツを作成します。[オブジェクト]パネル内の[新規]をクリックし「obj3」を作成し、「obj1」「obj2」を非表示にして「obj2」はロックをかけます。
(21) [材質]パネル内で「mat4」が選択されている事を確認します。
(22) [コマンド]パネル→[面]から[基本図形 P]をクリックし、[基本図形]パネルの[円筒]をクリックします。さらに[詳細設定]をクリックし、下図、赤枠内のように設定を変更し[基本図形]パネルの[作成]をクリックします。
(23) [F3]キーを押して正面を表示します。 [コマンド]パネル→[編集]から[回転 C]をクリックして、[回転]パネル内を下図の赤枠内のように設定します。設定が完了したら[OK]をクリックします。最後に[Ctrl]+[D]キーを押して、全ての選択を解除しておきます。
(24) [オブジェクト]パネル内の[新規]をクリックし「obj4」を作成し「obj3」にロックをかけます。
(25) [材質]パネル内で「mat4」が選択されている事を確認します。
(26) [コマンド]パネル→[面]から[基本図形 P]をクリックし、[基本図形]パネルの[角を丸めた円筒]をクリックします。さらに[詳細設定]をクリックし、下図、赤枠内のように設定を変更し[基本図形]パネルの[作成]をクリックします。
(27) 下図のようになるように、[拡大][移動]ツールを使用して微調整を行います。
(28) 「obj3」「obj4」それぞれに、[ナイフ][拡大][移動]ツールを使用して成形した後、曲面タイプ[Catmull-Clark] [分割数]は「2」を適用します。適用後は上部メニューの[オブジェクト]から[曲面・ミラーのフリーズ]を適用します。
(29) パーツが全て揃いましたので、「obj2」「obj3」「obj4」を「obj1」にまとめ、「obj1」を「ピックアップ・セレクター」へリネームして、編集不可にしておきます。
2. ヴォリューム&トーン・コントローラーのモデリング
(1) [オブジェクト]パネル内の[新規]をクリックし「obj1」を作成し「ピックアップ・センター」を非表示にします。
(2) [材質]パネル内で「mat2」が選択されている事を確認します。
(3) [コマンド]パネル→[面]から[基本図形 P]をクリックし、[基本図形]パネルの[円筒]をクリックします。さらに[詳細設定]をクリックし、下図、赤枠内のように設定を変更し[基本図形]パネルの[作成]をクリックします。
(4) [コマンド]パネル→[編集]から[回転 C]をクリックして、[回転]パネル内を下図の赤枠内のように設定します。設定が完了したら[OK]をクリックします。最後に[Ctrl]+[D]キーを押して、全ての選択を解除しておきます。
(5) [コマンド]パネル→[編集]から[範囲 R]をクリックして、下図のように、円筒表側の面を選択します。
(6) 右クリックを行ったまま、マウスを画面右へ移動させて視点を変更します。
(7) [コマンド]パネル→[面]から[押出 E]をクリックして、[押し出し]パネルから[通常]をクリックします。
選択されたポリゴン領域内より、クリックを行ったままマウスを画面右へ移動させます。
(8) [コマンド]パネル→[編集]から[拡大 Q]をクリックして、[拡大]パネルを下記のように設定します。
設定が完了したら、[OK]をクリックします。
(9) [コマンド]パネル→[面]から[押出 E]をクリックして、[押し出し]パネルから[通常]をクリックします。
選択されたポリゴン領域内より、クリックを行ったままマウスを画面右へ移動させます。
(10) もう一度、押し出しを行います。[押出 E]が選択された状態ですので、そのまま
選択されたポリゴン領域内より、クリックを行ったままマウスを画面右へ移動させます。
(11) [コマンド]パネル→[編集]から[拡大 Q]をクリックして、[拡大]パネルを下記のように設定します。
設定が完了したら、[OK]をクリックします。
(12) [材質]パネル内で「mat3」が選択されている事を確認します。
(13) 押し出したポリゴンが選択状態になっているので、上部メニュー[選択部処理]から[面に現在の材質を指定]を選択します。最後に[Ctrl]+[D]キーを押して、全ての選択を解除しておきます。
(14) コントローラが1つ完成しました。
(15) [オブジェクト]パネル内で、「obj1」が選択されていることを確認した上で[複製]をクリックして、表示される[オブジェクトの複製]パネル内を下図のように設定し、[OK]をクリックします。「obj1」が複製され「obj2」「obj3」「obj4」が作成されます。
(16) [F3]キーを押して正面を表示します。複製された「obj2」「obj3」「obj4」を下絵に合わせて移動させます。
(17) [オブジェクト]パネル内の複製された「obj2」「obj3」「obj4」を、「obj1」へドラッグしてコントローラを「obj1」へまとめていきます。
(18) [オブジェクト]パネル内の「obj1」をダブルクリックして、[オブジェクト設定]パネル内を下図のように設定し、[OK]をクリックします。
これで、今回の講座分は終了となります。
次回は、ジャックをモデリングしていきます。
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