[10] パーツのモデリング⑦

提供者 : セルシス    更新日 : 2015/06/30   
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1. ピックアップ・セレクターのモデリング
2. ヴォリューム&トーン・コントローラーのモデリング

1. ピックアップ・セレクターのモデリング

 

ピックアップ・セレクターからモデリングしていきます。
ピックアップ・セレクターですが、主に3つのオブジェクトから構成されています。

(1) [オブジェクト]パネル内の[新規]をクリックし「obj1」を作成し、「ブリッジb」を非表示にします。

 

(2) [材質]パネル内で「mat2」が選択されている事を確認します。

 

(3) [コマンド]パネル→[面]から[基本図形 P]をクリックし、[基本図形]パネルの[円筒]をクリックします。さらに[詳細設定]をクリックし、下図、赤枠内のように設定を変更し[基本図形]パネルの[作成]をクリックします。

 

(4) [コマンド]パネル→[編集]から[回転 C]をクリックして、[回転]パネル内を下図の赤枠内のように設定します。最後に[Ctrl]+[D]キーを押して、全ての選択を解除しておきます。

 

(5) [オブジェクト]パネルで「obj1」が選択されているのを確認した上で[複製]をクリックし、[オブジェクトの複製]ダイアログ内を下図、赤枠内のように設定していきます。[OK]をクリックすると「obj2」が作成されますので、「obj2」にロックをかけ、「obj1」を選択状態にします。

 

(6) [コマンド]パネル→[編集]から[範囲 R]をクリックして、円筒前面に配置されているポリゴンを選択します。

 

(7) 右クリックを行ったまま、マウスを画面右へ移動させて視点を変更します。

 

(8) [コマンド]パネル→[面]から[押出 E]をクリックして、[押し出し]パネルから[通常]をクリックします。
選択されたポリゴン領域内より、クリックを行ったまま、マウスを画面右へ移動させます。

 

(9) [コマンド]パネル→[編集]から[拡大 Q]をクリックして、[拡大]パネルを下記のように設定します。
[OK]をクリックした後、[Delete]キーを押して、選択されている円筒前面のポリゴンを消去します。

 

(10) [F1]キーを押して側面を表示します。[コマンド]パネル→[編集]から[範囲 R]をクリックして、下図のように点を囲い込みます。

 

(11) 上部メニュー[選択部処理]から[頂点の位置を揃える]をクリックして、[頂点の位置を揃える]ダイアログを下図のように設定し[OK]をクリックします。最後に[Ctrl]+[D]キーを押して、全ての選択を解除しておきます。

 

(12) ベース部分が完成しました。下図のように、穴が開いた状態になったかと思います。プラグインを使えば簡単に出来る作業ですが、プラグインを使わない場合このような工程で行う事になります。

 

(13) 先ほど複製した「obj2」を使用して、2つ目のパーツを作成します。[オブジェクト]パネル内の「obj1」を非表示とし、ロックをかけ「obj2」を表示し、ロックを解除します。

 

(14) [材質]パネル内で「mat3」が選択されている事を確認します。

 

(15) [Ctrl]+[A]キーを押して、「obj2」の全てのポリゴンを選択状態にした後、上部メニュー[選択部処理]から[面に現在の材質を指定]を選択します。最後に[Ctrl]+[D]キーを押して、全ての選択を解除しておきます。

 

(16) [コマンド]パネル→[編集]から[範囲 R]をクリックして、下図のように、円筒裏側の面を選択し、[Delete]キーを押して、消去します。

 

(17) [コマンド]パネル→[編集]から[範囲 R]をクリックして、下図のように、円筒表側の面を選択します。

 

(18) 右クリックを行ったまま、マウスを画面右へ移動させて視点を変更します。

 

(19) [押出][拡大][移動]ツールや、上部メニュー[選択部処理]の[頂点の位置を揃える]を使用して、成形していきます。

 

(20) 3つ目のパーツを作成します。[オブジェクト]パネル内の[新規]をクリックし「obj3」を作成し、「obj1」「obj2」を非表示にして「obj2」はロックをかけます。

 

(21) [材質]パネル内で「mat4」が選択されている事を確認します。

 

(22) [コマンド]パネル→[面]から[基本図形 P]をクリックし、[基本図形]パネルの[円筒]をクリックします。さらに[詳細設定]をクリックし、下図、赤枠内のように設定を変更し[基本図形]パネルの[作成]をクリックします。

 

(23) [F3]キーを押して正面を表示します。 [コマンド]パネル→[編集]から[回転 C]をクリックして、[回転]パネル内を下図の赤枠内のように設定します。設定が完了したら[OK]をクリックします。最後に[Ctrl]+[D]キーを押して、全ての選択を解除しておきます。

 

(24) [オブジェクト]パネル内の[新規]をクリックし「obj4」を作成し「obj3」にロックをかけます。

 

(25) [材質]パネル内で「mat4」が選択されている事を確認します。

 

(26) [コマンド]パネル→[面]から[基本図形 P]をクリックし、[基本図形]パネルの[角を丸めた円筒]をクリックします。さらに[詳細設定]をクリックし、下図、赤枠内のように設定を変更し[基本図形]パネルの[作成]をクリックします。

 

(27) 下図のようになるように、[拡大][移動]ツールを使用して微調整を行います。

 

(28) 「obj3」「obj4」それぞれに、[ナイフ][拡大][移動]ツールを使用して成形した後、曲面タイプ[Catmull-Clark] [分割数]は「2」を適用します。適用後は上部メニューの[オブジェクト]から[曲面・ミラーのフリーズ]を適用します。

 

(29) パーツが全て揃いましたので、「obj2」「obj3」「obj4」を「obj1」にまとめ、「obj1」を「ピックアップ・セレクター」へリネームして、編集不可にしておきます。

 

2. ヴォリューム&トーン・コントローラーのモデリング

 

(1) [オブジェクト]パネル内の[新規]をクリックし「obj1」を作成し「ピックアップ・センター」を非表示にします。

 

(2) [材質]パネル内で「mat2」が選択されている事を確認します。

 

(3) [コマンド]パネル→[面]から[基本図形 P]をクリックし、[基本図形]パネルの[円筒]をクリックします。さらに[詳細設定]をクリックし、下図、赤枠内のように設定を変更し[基本図形]パネルの[作成]をクリックします。

 

(4) [コマンド]パネル→[編集]から[回転 C]をクリックして、[回転]パネル内を下図の赤枠内のように設定します。設定が完了したら[OK]をクリックします。最後に[Ctrl]+[D]キーを押して、全ての選択を解除しておきます。

 

(5) [コマンド]パネル→[編集]から[範囲 R]をクリックして、下図のように、円筒表側の面を選択します。

 

(6) 右クリックを行ったまま、マウスを画面右へ移動させて視点を変更します。

 

(7) [コマンド]パネル→[面]から[押出 E]をクリックして、[押し出し]パネルから[通常]をクリックします。
選択されたポリゴン領域内より、クリックを行ったままマウスを画面右へ移動させます。

 

(8) [コマンド]パネル→[編集]から[拡大 Q]をクリックして、[拡大]パネルを下記のように設定します。
設定が完了したら、[OK]をクリックします。

 

(9) [コマンド]パネル→[面]から[押出 E]をクリックして、[押し出し]パネルから[通常]をクリックします。
選択されたポリゴン領域内より、クリックを行ったままマウスを画面右へ移動させます。

 

(10) もう一度、押し出しを行います。[押出 E]が選択された状態ですので、そのまま
選択されたポリゴン領域内より、クリックを行ったままマウスを画面右へ移動させます。

 

(11) [コマンド]パネル→[編集]から[拡大 Q]をクリックして、[拡大]パネルを下記のように設定します。
設定が完了したら、[OK]をクリックします。

 

(12) [材質]パネル内で「mat3」が選択されている事を確認します。

 

(13) 押し出したポリゴンが選択状態になっているので、上部メニュー[選択部処理]から[面に現在の材質を指定]を選択します。最後に[Ctrl]+[D]キーを押して、全ての選択を解除しておきます。

 

(14) コントローラが1つ完成しました。

 

(15) [オブジェクト]パネル内で、「obj1」が選択されていることを確認した上で[複製]をクリックして、表示される[オブジェクトの複製]パネル内を下図のように設定し、[OK]をクリックします。「obj1」が複製され「obj2」「obj3」「obj4」が作成されます。

 

(16) [F3]キーを押して正面を表示します。複製された「obj2」「obj3」「obj4」を下絵に合わせて移動させます。

 

(17) [オブジェクト]パネル内の複製された「obj2」「obj3」「obj4」を、「obj1」へドラッグしてコントローラを「obj1」へまとめていきます。

 

(18) [オブジェクト]パネル内の「obj1」をダブルクリックして、[オブジェクト設定]パネル内を下図のように設定し、[OK]をクリックします。

 

これで、今回の講座分は終了となります。
次回は、ジャックをモデリングしていきます。

コメント
Tomoshibi127 2017/10/22 13:43
ちょっと煩雑で細かい部分は今までのモデリングで分かるのですが、初めての人だとどれだけ押し出してとか数値が無いと不安かも知れません。ただ、あまりに細かい部品が沢山あるので解説側も省略したくなるのは理解出来ます。過去にさかのぼって応用する、というのはどの分野でも同じですし。
シャドーマン 2016/06/18 11:42
訂正:(28)のみ
シャドーマン 2016/06/18 11:34
(19)と(28)の省略してる部分もちゃんと移動距離とか拡大範囲とか切り込み入れる所とかちゃんと書いてくれないと自力で作れません