[12] パーツのモデリング⑨
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1. ペグのモデリング
ペグは、大まかに3つのパーツから構成されています。まずは、表側のパーツより作成します。
(1) [オブジェクト]パネル内の[新規]をクリックし「obj1」を作成し、「ジャック」を非表示にします。
(2) [材質]パネル内で「mat4」が選択されている事を確認します。
(3) [コマンド]パネル→[面]から[基本図形 P]をクリックし、[基本図形]パネルの[円筒]をクリックします。さらに[詳細設定]をクリックし、下図、赤枠内のように設定を変更し[基本図形]パネルの[作成]をクリックします。
(4) [コマンド]パネル→[編集]から[回転 C]をクリックして、[回転]パネル内を下図の赤枠内のように設定します。最後に[Ctrl]+[D]キーを押して、全ての選択を解除しておきます。
(5) [オブジェクト]パネル内で、「obj2」が選択されていることを確認した上で[複製]をクリックして、表示される[オブジェクトの複製]ダイアログ内を下図のように設定し、[OK]をクリックします。「obj1」が複製され「obj2」が作成されます。
(6) [オブジェクト]パネル内で、「obj1」にロックをかけます。
(7) [Ctrl]+[A]キーを押して、「obj2」の全てのポリゴンを選択状態にした後、[コマンド]パネル→[編集]から[拡大 Q]をクリックして、[拡大]パネルを下記のように設定します。設定が完了したら、[OK]をクリックします。
(8) [F1]キーを押して、側面を表示します。[拡大 Q]が、選択されているので、再度[拡大]パネルを下記のように設定します。設定が完了したら、[OK]をクリックします。最後に[Ctrl]+[D]キーを押して、全ての選択を解除しておきます。
(9) [コマンド]パネル→[編集]から[移動 V]をクリックして、[移動]パネルを下記のように設定します。設定が完了したら、[OK]をクリックします。
(10) [オブジェクト]パネル内で、「obj1」を非表示にします。
(11) [コマンド]パネル→[辺・点]から[ナイフ K]をクリックして、[ナイフ]パネルから[ナイフで面を切断]をクリックします。下図、赤い線に沿って切れ目を追加していきます。
(12) 視点を変更します。右クリックを行ったまま、マウスを画面右へ移動させます。
(13) [コマンド]パネル→[編集]から[選択 S]をクリックして、[選択]パネルから[ベルト]をクリックします。下図の赤い線を、参照して同じ箇所の辺をクリックします。
(14) [コマンド]パネル→[面]から[押出 E]をクリックして、[押し出し]パネルから[通常]をクリックします。選択されたポリゴン領域内より、クリックを行ったままマウスを画面右へ移動させます。最後に[Ctrl]+[D]キーを押して、全ての選択を解除しておきます。
(15) [コマンド]パネル→[編集]から[選択 S]をクリックして、[選択]パネルから[ベルト]をクリックします。下図の赤い線を、参照して同じ箇所の辺をクリックします。
(16) [コマンド]パネル→[面]から[押出 E]をクリックして、[押し出し]パネルから[通常]をクリックします。選択されたポリゴン領域内より、クリックを行ったままマウスを画面右へ移動させます。最後に[Ctrl]+[D]キーを押して、全ての選択を解除しておきます。
(17) [F1]キーを押して、側面を表示します。[拡大]ツールや、[移動]ツールを使用して、「obj2」の形状を調整していきます。[Ctrl]+[D]キーを押して、全ての選択を解除しておきます。
(18) [コマンド]パネル→[編集]から[範囲 R]をクリックして、下図のように「obj2」の前面のポリゴンを囲み選択します。
(19) 視点を変更します。右クリックを行ったまま、マウスを画面右へ移動させます。
(20) [コマンド]パネル→[面]から[押出 E]をクリックして、[押し出し]パネルから[通常]をクリックします。選択されたポリゴン領域内より、クリックを行ったままマウスを画面右へ移動させます。
(21) [コマンド]パネル→[編集]から[拡大 Q]をクリックして、[拡大]パネルを下記のように設定します。設定が完了したら、[OK]をクリックします。
(22) 2つのパーツを1つのオブジェクトレイヤーに、まとめていきます。[オブジェクト]パネル内の「obj2」を、「obj1」へ、ドラッグします。
(23) パーツが1つ、完成しました。
(24) 2つ目のパーツを作成していきます。[オブジェクト]パネル内の[新規]をクリックして、「obj2」を作成します。「obj1」は、非表示にしてロックをかけておきます。
(25) [材質]パネル内で「mat4」が選択されている事を確認します。
(26) [Shift]+[F3]キーを押して、背面に視点を切り替えます。[コマンド]パネル→[面]から[基本図形 P]をクリックし、[基本図形]パネルの[四面体]をクリックします。さらに[詳細設定]をクリックし、下図、赤枠内のように設定を変更し、[基本図形]パネルの[作成]をクリックします。[Ctrl]+[D]キーを押して、全ての選択を解除しておきます。
(27) [コマンド]パネル→[編集]から[範囲 R]をクリックして、下図のように、四面体の切れ目部分の点を囲み選択します。
(28) [コマンド]パネル→[編集]から[移動 V]をクリックして、下図に合わせ切れ目を移動させます。[Ctrl]+[D]キーを押して、選択を解除しておきます。
(29) [コマンド]パネル→[編集]から[範囲 R]をクリックして、下図のように四面体下部の点を囲み選択します。
(30) [コマンド]パネル→[編集]から[拡大 Q]をクリックして、[拡大]パネルを下記のように設定します。設定が完了したら、[OK]をクリックします。[Ctrl]+[D]キーを押して、選択を解除しておきます。
(31) 視点を変更します。右クリックを行ったまま、マウスを画面右へ移動させます。
(32) [コマンド]パネル→[編集]から[選択 S]をクリックして、[選択]パネル内の[通常]をクリックします。下図の黄色い領域の面をクリックし、選択します。
(33) [コマンド]パネル→[面]から[押出 E]をクリックして、[押し出し]パネルから[通常]をクリックします。選択されたポリゴン領域内より、クリックを行ったままマウスを画面右へ移動させます。
(34) [コマンド]パネル→[編集]から[拡大 Q]をクリックして、[拡大]パネルを下記のように設定します。設定が完了したら、[OK]をクリックします。[Ctrl]+[D]キーを押して、選択を解除しておきます。
(35) [コマンド]パネル→[辺・点]から[ナイフ K]をクリックして、[ナイフ]パネルから[ナイフで面を切断]をクリックします。下図、赤い線に沿って切れ目を追加していきます。
(36) ネジのパーツは「ピックガードb」から複製します。[オブジェクト]パネル内の「ピックガードb」を表示しロックを解除して「obj2」は、ロックをかけておきます。
(37) 「ピックガードb」の中から、エレキギター背面に配置されているネジ4個の内、どれか1つを選択し、複製します。[コマンド]パネル→[編集]から[範囲 R]をクリックして、下図のようにネジの面を囲み選択します。[Ctrl]+[C]キーを押してコピー、[Ctrl]+[V]キーを押して、ペーストします。[オブジェクト]パネル内に「obj3」が作成されました。
(38) [オブジェクト]パネル内の「ピックガードb」を非表示し、ロックをかけておきます。
(39) 複製したネジ「obj3」のサイズ、位置を調整していきます。「obj3」のネジが選択状態であるのを、確認した上で[コマンド]パネル→[編集]から[移動 V]をクリックして、下図のネジの位置に合わせ、ネジを移動させます。
(40) [コマンド]パネル→[編集]から[拡大 Q]をクリックして、[拡大]パネルを下記のように設定します。設定が完了したら、[OK]をクリックします。
(41) [F1]キーを押して、側面を表示します。 [コマンド]パネル→[編集]から[移動 V]をクリックして、「obj2」の位置を考慮しながら、ネジを移動させます。
(42) ネジ「obj3」のサイズ、位置を調整が完了しました。
(43) 2つのパーツを1つのオブジェクトレイヤーに、まとめていきます。[オブジェクト]パネル内の「obj3」を、「obj2」へ、ドラッグします。
(44) 2つのパーツが完成しました。
(45) 3つ目のパーツを作成します。[オブジェクト]パネル内の[新規]をクリックして、「obj3」を作成します。「obj2」は、非表示にしてロックをかけておきます。
(46) [材質]パネル内で「mat4」が選択されている事を確認します。
(47) [コマンド]パネル→[面]から[基本図形 P]をクリックし、[基本図形]パネルの[円筒]をクリックします。さらに[詳細設定]をクリックし、下図、赤枠内のように設定を変更し[基本図形]パネルの[作成]をクリックします。
(48) [コマンド]パネル→[編集]から[回転 C]をクリックして、[回転]パネル内を下図の赤枠内のように設定します。最後に[Ctrl]+[D]キーを押して、全ての選択を解除しておきます。
(49) ペグの横棒部分が完成しました。
(50) [オブジェクト]パネル内の[新規]をクリックして、「obj4」を作成します。「obj3」は、ロックをかけておきます。
(51) [材質]パネル内で[新規]をクリックして「mat6」作成します。「mat6」をダブルクリックして[材質設定]ダイアログを下図のように設定します。設定が完了したら[OK]をクリックします。
(52) [コマンド]パネル→[面]から[基本図形 P]をクリックし、[基本図形]パネルの[円筒]をクリックします。さらに[詳細設定]をクリックし、下図、赤枠内のように設定を変更し[基本図形]パネルの[作成]をクリックします。[Ctrl]+[D]キーを押して、選択を解除しておきます。
(53) [コマンド]パネル→[編集]から[範囲 R]をクリックし、下図のように点を囲い込み選択状態にします。
(54) [選択部処理]→[頂点の位置を揃える]を選択し、[頂点の位置を揃える]ダイアログを下図のように設定します。設定が完了したら[OK]をクリックします。
(55) 再び[コマンド]パネル→[編集]から[範囲 R]をクリックし、下図、赤丸内の点を囲い込み選択状態にします。
(56) [選択部処理]→[頂点の位置を揃える]を選択し、[頂点の位置を揃える]ダイアログを下図のように設定します。設定が完了したら[OK]をクリックします。
(57) [オブジェクト]→[近接する頂点をくっつける]を選択し、[近接する頂点をくっつける]ダイアログを下図のように設定し、[OK]をクリックします。最後に[Ctrl]+[D]キーを押して、全ての選択を解除しておきます。
(58) [移動]ツール、[拡大]ツールを使用して形状を整えていきます。
(59) [オブジェクト]パネル内の「obj4」をダブルクリックして[オブジェクト設定]ダイアログを開き、下図のように設定します。設定が完了したら[OK]をクリックします。
(60) 画面上部のメニュー[オブジェクト]から[曲面・ミラーのフリーズ]を[Shift]キーを押しながら選択します。
(61) 「obj4」の曲面がフリーズされました。
(62) [オブジェクト]パネル内の「obj2」「obj3」「obj4」を「obj1」へドラッグします。
(63) [F1]キーを押して側面を表示します。ペグとネックの位置を調整する為に、[オブジェクト]パネル内の「ネック」と「obj1」を表示します。
(64) [回転]ツールと[移動]ツールを使用して、ペグの位置を下絵に合わせていきます。
(65) [オブジェクト]パネル内で「obj1」が選択されている事を確認した上で、[複製]をクリックして[オブジェクトの複製]パネルを下図のように設定します。設定が完了したら[OK]をクリックします。
(66) [オブジェクト]パネル内に、「obj2」と「obj3」が作成されました。
(67) 複製された「obj2」と「obj3」を下絵に合わせ移動させます。
(68) [オブジェクト]パネル内の「obj2」と「obj3」を「obj1」へドラッグします。ドラッグ後、「obj1」をダブルクリックして[オブジェクト設定]ダイアログを、下図のように設定します。設定が完了したら、[OK]をクリックします。
(69) X軸に対して、ペグがミラーリングされました。
これで、今回の講座分は終了となります。
次回は、弦をモデリングして、エレキギターを完成させます。
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