[2] 衣装の作成:衿
閲覧数 : 20345回 総合評価 : 3件
ここから衣装の製作に入ります。まずは襟部分、首元。大きな襟はこの衣装の大きな特徴です。大雑把に形をつくり、少しずつ細かく面を割りながら調整して、体にフィットさせます。
新しいオブジェクトを用意し、正面視点から[面の生成]で面をひとつ作成します。現段階では、面の材質は何でも構いません。体の上に直接面を作りたいところですが、すでに作られたモデルの上で面の生成を行うと、既存の頂点に新しい頂点がスナップしてしまい面がガタガタになって出来上がるので、わざと少し離れた何も無い場所に面を作り、移動で体の上に移動します。(この時、オブジェクトはミラー設定にしておきます。また、以後の編集は編集オプション[現物]を有効にしておき、誤って体を編集してしまわないようにします)面を設置したら、設定画と見比べながら、正面視点で形を整えます。大まかにサイズやイメージが固まったら、[ナイフ]で面を2つに割り、また形を整える、を繰り返します。
正面からの形が整ったら、襟の外側の頂点を選択し、体の横の位置(腕の中心線)までZ方向に動かします。
襟の内側の頂点は、体の凹凸に沿ってZ方向に調整。あとは、体のモデルが襟のポリゴンを突き抜けてしまっている部分に頂点を増やし、頂点をZ方向に動かす事で体の突き抜けを無くすように奥行きを調整します。
続いて背中側。後ろ髪は非表示に。[Shift]+[F3]キーで背面表示に切り替え、襟の辺を選択。[面張り]で背後に面を伸ばし、頂点の位置調整、ナイフで分割、中心の頂点座標をX=0に揃えて襟の形を作ります。
首の周囲は、襟の裏側へ降りこむような形状で、そのまま作るのは少し厄介です。そこで、縁となる首周囲の面を選択し、コピー&ペーストして別のオブジェクトに切り分けます。続いて、面を表裏反転し、[押出]機能で面に厚みをつけます。押し出しを行ったら、厚み部分の面は不要なので削除します。(押し出しを行った直後の「押し出し面が選択された状態」でコピー&ペーストを行い、残された厚み面の含まれるオブジェクトは削除する方法が手軽です)
襟の表側のオブジェクトと、今の裏側のオブジェクトを統合し、襟周りの頂点を接合します。裏側は、体の首周りへめり込むように頂点を調整し、首もとを覗き込まれても違和感がないように。
デザインをよくみると、首もとには金属製で五角形の金具があり、それが襟の布を抑えている形です。正面視点から面貼りで金具を作り、首もとの襟の折り返し面に少し[ワイヤー]で頂点を足して金具と絡めます。
コメント