[3] 3DCGのワークフロー
閲覧数 : 50775回 総合評価 : 17件
それでは、3DCG作成の流れを簡単に説明します。
モデリング
↓
マテリアルの設定
↓
ライト・カメラの設定
↓
レンダリング
となります。
「モデリング」は3D仮想空間に立体として描画されるモデルを作成します。
3DCGツール(本講座ではメタセコイア)で、ポリゴンを組み合わせたモデルの「形」を作成する作業です。
「マテリアルの設定」とは、モデリングしたモデルの「質感」を、3DCGツールが扱える数値に設定する事です。
メタセコイアの場合、単に「モデリング」しただけではツルツルでグレーの物体になってしまいます。
我々の身の回りにある物質は様々な色・質感を持っていますよね。たとえば「赤い箱」があったとして、金属の箱と、木の箱では同じ「赤い箱」でも質感が異なって見えるはずです。
3DCGでも、物体の色や質感を仮想空間で擬似的に再現できるよう設定していきます。テクスチャと呼ばれる画像を貼りつけるなど、方法は様々です。
「ライト・カメラの設定」とは後述する「レンダリング」の準備段階ではありますが、最終的な絵を決める工程ですのでとても重要です。
ライトの設定とは、3DCGツールで与えられる擬似的なライトを使いモデルを照らします。ライトの角度・数値しだいで太陽の直下で照らされているようなイメージを与たり、月明かりの下でぼんやりと照らされているような感じにもすることが出来ます。
ライトの設定には、絵を作る側のイメージが大切になってきます。
カメラの設定とはファインダー越しに覗く作り手の視線、構図の設定ですね。
上記の設定を完了したら、あとは「レンダリング」を3DCGツールに行わせます。
モデルの質感、ライトの配置、強さそしてカメラの設定を参照してコンピュータが一枚の画像を出力します。レンダリング方式には光の反射や屈折を表現できる、レイトレース方式等、様々な方式があるので、写真のように、現実と見間違う画像の作成も出来なくはありません。
簡単な説明ではありますが、このような手順で3DCGの画像は作られます。
3DCGツールでアニメーション(動き)を作成、設定した場合、そのアニメーションを動画としてレンダリングすることも可能です。
コメント