[2] メタセコイアGUIの説明
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1.左メニュー(コマンドパネル)
それではメタセコイアのインターフェイスについて簡単に説明します。
まずは「左メニュー(コマンドパネル)」からです。
①システム
ここではファイルオープン、保存に対してのタブが並んでいます。
環境設定にもアクセスできますが、ファイルの保存やオープンにはショートカットを使うという方はメニューをたたんで問題ありません。
「システム」の青文字をクリックするとメニューが閉じます。
②編集
元に戻す・やり直し(アンドゥ&リドゥ)他、面を隠す、選択した頂点・面の記憶等、重要なコマンドが並びます。
ちなみに、メタセコイアでは、元に戻す(アンドゥ)は[Ctrl]+[Z]、やり直し(リドゥ)は[Ctrl]+[Y]キーというショートカットになっています。
③コマンド
大事なタブが並んでいるので、開いておきます。
説明するには項目が多いのでモデリングと共に解説していこうと思います。
④編集オプション
ここも重要なので、開いておきます。
簡単に説明すると、[X]・[Y]・[Z]は各軸方向への編集の不可の設定です。
[Y]をOFFにした場合は、拡大操作を行ったときもY方向への頂点編集は行われません。
[W]はワールド座標での編集、[S]はスクリーン座標での編集、[L]はローカル座標での編集ですが、はじめは気にする必要はありません。
[S]にチェックを入れておきましょう。
[点]は頂点の選択の不可、 [辺]は辺の選択の不可 、[面]は面の選択の不可です。
[範]は範囲指定での選択で、[縄]は投げ縄(フリーハンド)を用いた範囲指定選択ができるようになります。この2つはやや使う事が多いボタンです。
[現物]・[グリッド]は、気にしなくても良いです。
[対称]は重要なボタンですが、今回は使用しません。次回以降のモデリング講座時に解説します。
⑤表示
一番初めに環境設定でdirect3D表示に切り替えてしまったので、ほとんど触る事はありません。
[YZ]・[ZX]・[XY]はそれぞれの軸に対してグリッドの表示・非表示を切り替える事ができます。
[軸]は3D空間の基点となる原点(0,0,0)の目安となる、軸の表示切り替えが出来ます。軸はモデリングに邪魔な時もありますので、ここで表示切替えが出来ると思えておいてください。
⑥照光
3D空間の光源です。
オブジェクトの表示された状態で、球の上をマウスでドラッグするとその機能が理解できると思います。
モデリングの確認には大事な機能ですので開いておきます。
2.上部メニュー
次に上部メニューです。
[選択部処理]・[オブジェクト]はプラグインが使える場合、かなり頻繁に使用することになると思います。
プラグインが使えない状態でも利用価値の高いコマンドが多いので、重要です。詳しくは実際に使用する場面で説明します。
[選択部処理]は選択した面・頂点に効果が及び、[オブジェクト]は現在選択されているオブジェクトに対して効果が及ぶと覚えておいてください。
3.ビュー左上部アイコン
最後はビューの左上部にあるアイコンについてです。
[点][辺][面]はそれぞれ、ポリゴンを構成する頂点、辺、面(ポリゴン)の表示・非表示を切り替える事が出来ます。
[簡]は簡易表示。面の「曲面化」・「鏡面化」の表示ON・OFFの切り替えが出来ます。
通常はONにしておきます。
[前]は前面表示、ONの状態であれば3D空間で裏側にあたるポリゴンを表示しません。通常はOFFにしておきます。
[下絵]はモデリング時に参考にする下絵の表示・非表示を切り替える事が出来ます。
右上部にあるアイコンは視点操作を行うものですが、メタセコイアはマウスで視点操作が完結していますのでほぼ使わないでしょう。
※曲面化・鏡面化について
今回の講座では取り上げないのですが、ごく簡単に言うと…
[曲面化]とは、角を滑らかにする機能
[鏡面化]は、鏡に写したように左右反転した形にする機能です。
3DCGではこんなこともできるのです。
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