[6] 鍔と刃の根元にある金具(はばき)のモデリング
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日本刀最後のパーツになります、作成法は、握りと鍔の間にある金具(縁)のモデリングと同じです。
ざっと作業の流れを説明します。
1.ベース作成
(1)[コマンド]パネル→[選択]→[ベルト]を選択します。
刃の上部の面(面群)を選択します。
(2)[選択部処理]メニュー→[コピー]で選択部をコピー
(3)そして[選択部処理]メニュー→[ペースト]を実行します。
選択されたポリゴンが新しいオブジェクトレイヤー「obj1」に作成されます。
(4)作成された「obj1」レイヤーからオブジェクト設定を開き、[ミラーリング]→[左右を分離した鏡面]をZ軸に対して実行します。
(5)[オブジェクト]メニュー→[曲面・ミラーのフリーズ]を使いフリーズします。
これを”はばき”を作るベースとします。
2.押し出し
次に下絵から位置を調整し、押し出しツールを使ってポリゴンを一回り大きくします。
[F3]キーを押して正面視点に変えます。
(1)[コマンド]パネル→[移動]ツールを選択し緑のハンドルをドラッグして縦幅を調整します。
※わかりやすいように材質の色を変えています。
まずは上部の頂点をドラッグで選択
ハンドルを操作し下絵に合わせる
下部も同様に緑のハンドルをドラッグし下絵に合わせます。
(2)頂点を全選択し[コマンド]パネル→[押し出し]で下絵を参考にドラッグします。
3.縮小
(1)縁の時と同様に、上面の内側のポリゴン頂点を選択します。
[Shift]キーを押しながら選択する事で選択を追加する事が可能です。
(2)[コマンド]パネル→[拡大]を選び、黄色の■をドラッグして頂点を内側に寄せます。
(3)次に下部、内側の頂点を選択します。
同様に[コマンド]パネル→[拡大]を選び頂点を内側に寄せます。
縁の時は選択頂点をマージしましたが、今度はスケール(縮小)して刃の内側にポリゴンをめり込ませて終了します。
4.微調整
モデルの形状を確認し、頂点がズレたりしている場合、揃えるなど微調整を行って下さい。
最後にこのオブジェクトをZ軸にミラーリングして”はばき”とリネームして完成です。
[F1]キーを押して側面視点に切り替えます。
(1)右半分をドラッグで選択し
[Delete]キーで削除します。
(2)頂点の位置を揃えます。
頂点をドラッグで頂点を囲み選択します。
[選択部処理]→[頂点の位置を揃える]を選び
新しい位置に「0」、Z軸にチェックを入れ実行します。
(3)オブジェクト設定を開き、[ミラーリング]→[左右の分離した鏡面]を選択しZ軸に対して実行します。
(4)名前を「はばき」とリネームして編集禁止にして、非表示にします。
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