[6] 肩
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身体から腕へ、分割線無しで作る場合には、肩は非常に難問です。特に動かすことを考えたときに、肩~二の腕はボールジョイント+ねじれの動作をサポートする必要があるため、破綻しない形状、あるいは壊れないボーン構造にするのは結構厄介です。しかし、分割線が入ってもよいのであれば、肩と腕、お互いをめり込ませて配置することで、変形時の無理を吸収し、ひしゃげない可動が可能になります。
このキャラクターは幸運なことに、デザイン上、肩部分で上着と腕が分割できます。加えて、上着の衿がケープ状に肩を隠しているため、肩は手抜きをしてもあまり目立ちません。そこで、腕は身体と別パーツにして、可動性能を上げる方向で進めていきます。
当然、もっとハイエンドなモデルを作る場合や、肩がもっと見えるデザインの場合、またわきの下を積極的に綺麗に見せるような場合には、もっときちんと、シームレスに肩を作る必要があります。
腕側は(追って作成しますが)少し棒を太くしたような形状です。この腕がめり込んで、不自然な空間を作らないように、身体の受け側を作成します。
まずは上着のすそ(袖)部分の形を整えます。衣装は着物風デザインで脇が大きく開いたデザイン。それにあわせて腕を通す部分も上下に広く。腕を通す部分は一旦面を選択して削除し、実際に穴を開けてしまいます。
断面の形が整ったら、[面張り]で断面の辺を全て選択してから横に伸ばします。伸ばして出来た筒の先の頂点を範囲選択し、[Ctrl]+[J]で一つにくっつけてしまいます。
[ナイフ]→[ナイフで面を切断]を使い、円錐の中心付近でカット。出来た頂点群を範囲選択し、上着の腕を通す穴の内側へ。
円錐の天辺も内側へ動かし、腕の穴から身体が少し出ているように演出します。材質を切り替えて完成。
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