[5] データを読み込む
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初期設定が出来たら、―いや、この際出来なくても、とっととモデルデータを読み込みます。
3DCGは専門用語が多いので、完全に理解するより先に、「とりあえずやってみる」ことが重要。アンドゥ(一手順元に戻す)も(パソコンの搭載メモリ量によりますが)何回も可能なので、臆せずやってみてください。
メニューの[ファイル]メニュー→[開く]で、まずはこのサイトからダウンロードした、サンプルのデータを読み込みましょう。
ダウンロードしたファイルの中にある、「Char_base01.mqo」ファイルをダブルクリックでもOK。
「Char_base01.mqo」ファイルを、メタセコイアの窓にドラッグ&ドロップしてもOKです。
ドラッグ&ドロップした場合には、[開く]として、編集中のファイルを破棄する]を選びます。
ファイル形式について
メタセコイアのモデルのデータ形式は「.mqo」。俗に、「メタセコ形式」と呼ばれるオリジナルの形式です。3DCGはファイルの形式が全く統一されていません。10個の3Dツールがあれば、そのファイル形式も10個(以上)存在します。これは、3Dツールごとにその持っている機能が異なるためで、「形状」レベルの基礎的な部分は共通でも、テクスチャや曲面化、ウエイトや動きといった複雑な部分になるほど、ソフト間の差が大きく、独自の形式でしか内容を保存できないことになっていくからです。画像データのようにJpegやBMP、PSDといった標準的フォーマットが決まっていない、厄介な世界なのです。他のソフトのデータを読み込むには、「プラグイン」を使って読み込み・書き込み機能を拡張します。
さて、画面にキャラクターが表示されました。(よね?)
ここで、モデルを構成する要素について、とても基礎的な説明をします。
メタセコ上では、「頂点(点)」と「辺」、「面」の3つの要素でモデルが構成されています。
例えば星座を思い浮かべてください。いろいろな位置にある星が「頂点」で、それらを結ぶのが「辺」です。辺で囲まれたエリアを塗りつぶすと「面」です。たくさんの星をつなぎ合わせて面をつくり、イメージした形を作っていきます。複雑な形ほど、たくさんの面と頂点が必要になっていきます。
モデルが表示されている画面の左上に、[点]・[辺]・[面]という小さなボタンが用意されています。このボタンをON・OFFすれば、点・辺・面の表示を切り替えることが出来ます。
(その横の[簡][前][下絵]ボタンは当面無視します)
いろいろ切り替えて、頂点、辺、面のイメージをつかんでください。ここは、作業に応じて頻繁に切り替えることになります。ちなみに、慣れてくると、[点]表示はうるさいので消して作業します。頂点の状態(選択しているかどうか、など)は脳内で予測し、画面は[辺]+[面]表示、完成したら[面]表示だけにして鑑賞します。
この[点]・[辺]・[面]3つのボタンはセットです。普通は左クリックでボタンを押しますが、右クリックでボタンを押すと、排他処理、つまり、押したボタン以外のボタンはOFFに切り替わります。地味に便利機能なので覚えておくと良いでしょう。こういったセットのボタンは、他にも[X][Y][Z]など、いくつかあります。
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