[11] 出力する
閲覧数 : 41351回 総合評価 : 7件
作業が終わったら、データを保存します。
[ファイル]メニュー→[名前をつけて保存]を選びます。[ファイルの種類]は「mqo(メタセコイアオブジェクト)形式」を選択します。
このとき、テクスチャ画像と別の位置に保存したり、元の場所と違うところに保存すると、モデルデータはテクスチャ画像を見つけられなくなり、テクスチャが表示されていない状態になります。このとき、テクスチャ設定は残っているので、テクスチャ画像を正しい位置に移動させてやれば正しく表示できるようになります。
次回は、このモデルデータを使い、より好みのモデルに改造する方法をお届けします。
ではでは。
[補足]
1.サンプルデータをComicStudio・IllustStudio用に書き出す
※機能が制限された体験版ではこの操作を行えません。
折角メタセコイアでモデリングしたモデルですが、残念ながらComicStudio、IllustStudioでは、メタセコイアの保存形式「mqo形式」のデータ直接読み込むことができません。
ComicStudio、IllustStudioで読み込み可能な「obj」形式での保存方法を解説します。
(1)メタセコイアでサンプルデータを開きます。
(2)[ファイル]メニュー→[名前を付けて保存]を選択します。
(3)[ファイル形式]のリストから「Wavefront(*.obj)」形式を選択します。
この時、保存先はテクスチャデータがある場所と同じフォルダ内にしておくと間違いがありません。
またファイル名の末尾に「_character」をつけると、ComicStudio、IllustStudioでの読み込み時にサイズや表示の設定が自動的に最適な設定になるのでお勧めです。
(4)[保存]ボタンをクリックすると、「obj」形式での保存オプションが表示されます。
[OBJ Export]ダイアログでは以下の通りに設定にします。
(5)[OK]をクリックすると「obj」ファイルが保存されます。
※「ファイル形式について」でも解説した通り、3DCGではソフト(とその保存形式)によってデータの差が大きく、一度「obj」形式で書き出したデータは再度メタセコイアに読み込んでも、正しく表示されない可能性があります。
2.ComicStudio・IllustStudioでの読み込み
※画面キャプチャはIllustStudioのものですが、ComicStudioでも同様の操作で読み込めます。
(1)[ファイル]メニュー→[読み込み]→[3Dファイル]を選択します。
(2)[ファイルを開く]ダイアログが表示されるので、先ほど保存した「obj」ファイルを開きます。
(3)3DモデルをIllustStudioに読み込めました。
ただし、オブジェクト色や透過設定など、一部の設定は反映されません。([材質設定]で肌や髪の色を変更しても反映されません。)
※ファイル名に「_character」と付けていない場合、読み込んだ直後にテクスチャがうまく表示されない場合があります。
その場合は[3Dワークスペース]の表示設定を以下の通りに設定すると、カラーテクスチャも綺麗に表示されます。
コメント