[5] 関節を曲げてポージング

提供者 : セルシス    更新日 : 2015/06/30   
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上半身の流れに沿った脚のポーズを作ります。
通常は、脚の付け根はパンツと一体化して作りますが、それだと曲げるのに難易度が高くなってしまうので、今回は別オブジェクトに切り分けてあります。

1.太ももの調節


 

(1)[コマンド]パネル[選択]→[接続面]を選び、片側の脚(左脚)をクリックします。

関係ないオブジェクトは状況に応じて非表示にしておいたほうが、作業が楽です。この場合は「スカート」と「裾」を非表示にしておきます。
([選択固定]がONの状態では選択できません。ONになっている場合は[スペース]キーで解除しておきます。)

(2)足首は別パーツなので、忘れずに足首も追加選択([Shift]を押しながらクリック)します。


 

(3)[回転]ツールの[スクリーン]に切り替え、足の付け根付近を中心に、回転。
右方向にドラッグして水平近くまで左脚を上げます。このあたりはかなりアバウトでも大丈夫です。


 

(4)回転に伴い、位置がずれた場合は[移動]で位置調整を行い、太ももの角度を決定します。
作例の場合、全体的に足を左下方向に移動しました。


 

2.ひざ関節を曲げる


 

さて、サンプルデータでは、ひざ、ひじは別オブジェクトにすると切れ目が目立つので、パーツ分割していません。そこで、曲げる範囲を[投げ縄]で選択し、[曲げ]機能を使って関節を動かします。

(1)ひざ下を、[投縄]で選択します。ここで選択した範囲が、続く[曲げ]機能で変形する対象になります。ひざ部分も含まれるように、少し大きめに選択しておきます。


 

(2)[コマンド]パネルから[曲げ]機能を選択し、ひざを横方向から見て、ひざ関節辺りに線を引きます。

下図を参考に、太もも側からつま先方向にドラッグします。線を引いた区間が曲がるので、あまり長く引きすぎると脚がU字に曲がってしまいます。
曲げの線を誤って引いてしまった時は、「やり直し(Ctrl+Z)」ではなく、[右クリック]で取り消せます。


 

(3)続いて、引いた線の中間付近をドラッグすると、関節を緩やかに曲げることが出来ます。
下図のあたりまで膝を曲げます。


 

3.足首の調整


 

(1)[Ctrl]+[D]キーで、一度選択を解除し、[選択]ツールの[接続面]で、足首から先を選択します。


 

(2)足首の角度を修正します。マウスの右ドラッグで視点を変えて、側面視点よりも少し後ろに回り込み、足首を横から見える角度にします。

この視点で、[回転]ツールの[スクリーン]設定で、つま先が下に向くように回転します。


 

(3)回転で位置がずれたら[移動]ツールで修正します。この場合、足首を全体少し後ろに移動しました。

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