[3] デザインを決める

提供者 : セルシス    更新日 : 2015/06/30   
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まずはどんなキャラモデルを作るかのデザインを行います。

今回はありがたい事に、イラストレイターのすまき俊悟先生にキャラデザインを頂きました。大抵、モデリング作業にかかる期間のうち8割はデザインの試行錯誤なので、あらかじめデザインが決まっていると大変助かります。

講座では今後サンプルキャラクターのモデリング方法を解説しますが、下絵をあなたのオリジナルキャラクターに置き換えて同じ方法でモデリングする事もできです。一度サンプルキャラクターを作成してみて、コツをつかんだら、ぜひオリジナルキャラクターのモデリングに挑戦してみてください。


 

3D向けのキャラクターデザインのコツ

さて、今回講座でモデリングするキャラクターのデザインはあらかじめ用意されていますが、「自分のキャラを3D化したい!」という中級者以上の方の為に、デザインのコツを解説します。

一般に、3D化にあたって難易度の高いデザインとは

・ヒラヒラが多いデザイン
・ロングヘアー
・極端に立体として矛盾している(ス○オの髪の毛のようなもの)

などです。もしも避けられるなら、最初はこういった「不定形」の要素は避けたほうが無難です。
しかし同時に、初心者にとって重要なのは、モチベーションを維持すること。危険を避けすぎて無難なものになってしまっては何のためにモデリングするのかわかりません。臆せず好きなデザインのものを作るようにしましょう。

デザインをゼロベースで考えるなら、一考したいのは関節部分の構造。出来れば、肩や脚の付け根は、分割線が出ても気にならない「あらかじめ継ぎ目がある」デザイン。そのほうが、モデリングや後で動かす際にごまかしが効いて楽です。継ぎ目の無い、一体整形のデザインは、テクスチャの継ぎ目が見えてしまったり、可動時のスキンのよじれ問題が発生します。

デザイン作成時には、キャラクター性、特徴がわかる絵が一枚あればOKです。
背後や細部、アクセサリの設定などは必須要素ではありませんが、用意できれば製作時に迷いが少なくなります。
色はある程度後から変更できますが、パーツ構成やテクスチャの配分に影響するので、最初に基本方針(どことどこが色が違うか、など)は決めておいたほうが無難です。

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