[6] 顔の流れを完成させる
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1.あごのライン
下唇の面から[面張り]で下方向へ面を引き伸ばし、顎の位置を決めます。
ほほのラインを作成して耳の横へ伸ばした面から、[面張り]で面を作りつつ、顎まで面を作成。このラインが、正面から見た顔の輪郭になります。
(1)ここで一旦邪魔な面を削除します。
(2)[面張り]ツールで下唇からあごの先端まで面を作成します。
(3)作成した面を[面張り]で右方向に伸ばします。下図の赤丸で囲んだ頂点付近までドラッグして、右クリックで吸着させます。
(4)ここからは下図の通り今まで使用した技術で頬の面を埋めていきます。
(5)頬に面を貼り、頂点の流れが整理できれば、OKです。
頬やあごの面を作成する工程の動画です。
2.眉ライン~おでこ
上まぶたのラインを、眉毛部分まで[面張り]で伸ばします。
(1)コマンドパネルで[面張り]を選択します。
[編集オプション]で[縄]を選択し、編集対象を[辺]に設定します。この設定で、瞼の上側の辺をまとめて選択します。
(2)選択した辺を上方向にドラッグして、新しく面を作成します。
(3)[移動]ツールを選択し、まゆ毛付近に頂点を整理します。
(4)眉の乗る面の頂点調整をしたら、再度ドラッグして上側の面を選択します。
複数の辺を選択した状態から、[面張り]で上方向に面を伸ばし、おでこを一気に作ります。
3.隙間を埋める
まぶた、唇、鼻筋、頬のラインを整え、穴があったら埋めます。
ここで、出来るだけ面の流れを整えます。極端に細長い四角形は分割するなどして出来るだけ正方形に近づけ、頂点の流れがガタガタな部分は綺麗に修正します。
可能であれば、顔は四角形面だけで構成したいところですが、どうしても三角形にせざるを得ない部分が生まれてしまうこともあります。(この辺の面の流れ調整はパズルのようなものです)この三角形部分は、歪みが出ても気になりにくい比較的平面の場所や、影が出ても平気な場所へ逃がします。
面の分割や流れを整える工程が分かりにくい、という方は、以下の動画をご覧ください。
4.目の穴を埋める
後で眼球を作る際にまた穴を開けますが、奥行きをつける際に寂しいので、眼窩を埋めておきます。
(1)[編集オプション]で[辺]編集に切り替え、[投縄]選択機能で、目の周囲の辺を選択します。
(2)リング状に辺を選択したらお約束の[面張り]で、適当な方向へ辺をドラッグし、リング状に面を作ります。続けて編集するので、このまま選択を解除せずにおきます。
(3)続けて(選択解除しないまま)[コマンド]パネルで[拡大]ツールを選択し、ハンドルの黄色い部分を左方向へドラッグしてリングを小さくします。
(4)編集オプションを[点]に切り替え、小さくなったリング状の点を全て囲んで選択します。
(5)[選択部処理]メニュー→[選択頂点をくっつける]で、点をひとつにしてしまいます。
(6)くっついた点は瞳の中心位置にでも動かしておいてください。
これで、顔の平面板が完成しました。次回は、これに奥行きをつけて顔を仕上げていきます。
ではまた次回!
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