[4] テクスチャを描く(1)IllustStudio
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テクスチャのベースは、イラストスタジオで用意することにします。
イラストスタジオの使い方の、より詳細なチュートリアルやヘルプは、『IllustStudio使い方講座』を参照してください。
ここでは簡単に手順だけ。
(1)新規に「Skin.bmp」を読み込みます。
(2)このSkin.bmpレイヤーは、今後色を塗る際にガイドとして役に立つかもしれないのでとっておくことにして、[レイヤー]パレットの[新規ラスターレイヤー作成]ボタンをクリックして、新しくレイヤーを一枚作ります。
また、レイヤーの並び順をSkinレイヤーの下に入れ替えておきます。
(3)[レイヤー]パレットで「Skin」レイヤーを選択し、合成モードを[乗算]に切り替えます。
(4)[ツール]パレットで[マジックワンド]ツールを選択し、「Skin」レイヤー上の展開図でない部分をクリックして選択。
(5) [選択]メニュー→[選択範囲の反転]をして、展開図の範囲だけが選択された状態にします。
(6)さらに[選択]メニュー→[選択範囲の拡張]で、選択領域を8px広げます。
(7)[レイヤー]パレットで、先ほど新しく作成したレイヤーを選択。
[カラー]パレットで肌色を調合し、[編集]メニュー→[塗りつぶし]で領域の塗りつぶしを行います。
※作例では、下図の通り(R=255,G=237,B=207)の数値を選択しています。
(8)ついでに、肌の影色を調整し、展開図の外のどこか開いた場所に塗っておくと、後々メタセコ上でペイントするときに色を参照できるので役に立ちます。
※作例では肌の影色に(R=245,G=173,B=145)の肌色を使用しています。
(9)最後に、[編集]メニュー→[キャンパス解像度の変更]で、この大きすぎるテクスチャを512px サイズに変更し、テクスチャサイズを小さくします。
※PCスペックが有り余っている人は、テクスチャサイズが大きいまま(1024*1024)でも構いません。
(10)サイズを変更したら、[ファイル]メニュー→[別名で保存]でファイルを2つ保存します。
1つ目は、「Skin」レイヤーが残ったままの作業用ファイル(XPG形式やPSD形式などのレイヤー保持されるもの)。
2つ目は、「Skin」レイヤーを非表示にし、BMP形式で「Skin.bmp」に上書きします。
それぞれ、[保存する形式]で、[IllustStudioドキュメント(またはPhotoshop)]、[BMP]形式を選択して保存します。
(11)メタセコが起動し続けていれば、メタセコ上の表示が更新され、顔が肌色に変わるはずです。
ただ、こんな悪い肌色では、上にいくら化粧をしても可愛らしくはなりません。
材質「Skin」の設定を少し動かして血色を良くします。
以下、メタセコイアによる操作に戻ります。
(12)[材質]パネルで「Skin」をダブルクリック、[材質設定]ダイアログを開きます。
拡散光を「0.60」に下げ、自己照明を大きくアップして「0.40」に設定しました。これで影色が緩和され、階調は減りますが、当面の肌の暗さも緩和されます。
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